小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

menu

『ZERO』キャスターが村尾信尚から有働由美子に! 降板の村尾は安倍首相に嫌われ“ブチ切れイヤホン外し事件”も

murao_01_20180606.png
日本テレビ公式HPより

 NHKを退職し動向が注目されていた有働由美子アナが、10月から日本テレビのニュース番組『NEWS ZERO』メインキャスターとなることが発表された。

 有働アナがどういうキャスターぶりを見せてくれるか注目したいが、この有働アナのキャスター就任にともなって、番組開始以来12年間にわたってメインキャスターを務めてきた村尾信尚は9月末で降板になるという。


 村尾といえば、可もなく不可もなくという感じで特段印象のない人も多いかもしれないが、青山和弘記者を筆頭に安倍応援団の日テレにあっては珍しく、安倍政権の経済政策などに批判的なスタンスで、インタビューなどで安倍首相を不機嫌にさせたり、イラつかせることも度々あった。そのせいかどうかわからないが、最近では、安倍首相が日テレに独占出演する際も、『ZERO』でなく夕方の『news every.』のほうに出演するようになっていた。

とくに印象的だったのが、2014年12月に行われた総選挙の特番で、安倍首相をブチギレさせた1件だろう。

 この総選挙では、解散直後に生出演した『NEWS23』(TBS)の街頭インタビューでアベノミクスの効果について「景気回復の実感ない」という意見が多数だったことに、安倍首相が「偏った意見を選んでいる!」などとイチャモン。その後、萩生田光一・自民党筆頭副幹事長(当時)がテレビ局に圧力文書を送りつけ、安倍政権の言論弾圧体質が露わになっていた。

 そんななか、自民党優勢の開票速報が伝えられるなか、各局順番に生中継で出演していた安倍首相に、日テレの選挙特番ではキャスターの村尾がメインでインタビュー。アベノミクスなどについて質問したのだが、安倍首相は次第にイライラし始め、早口で自説をまくし立て、それでも食い下がる村尾に完全にブチギレ。しまいには、イヤホンまで外して、村尾を完全に無視して、勝手なことを早口で喋り続けるというとんでもない醜態を晒したのだ。

 一国の首相にはあり得ない姿だが、安倍首相はこうした醜態を国会などでしょっちゅう晒しておりその独善的な体質をよく表している。ただし、残念ながらこうした安倍首相の醜態がテレビで放送される機会はそう多くない。村尾のこのインタビューは、安倍首相の醜態・独善ぶりを、生放送で多くの人の目に晒したという意味で、非常に貴重な瞬間だったと言えるだろう。

本サイトでは当時、この安倍首相ブチキレ事件を詳細に報じているので、以下に再録する。

『ZERO』で村尾の思い出を振り返るようなコーナーを放送するのであれば、ぜひともこの安倍首相ブチギレ事件も放送してほしいところだが、難しそうなので、本サイトの記事で振り返っていただきたい。
(編集部)
***************

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

カテゴリ別に読む読みで探す

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。

プッシュ通知を受け取る 通知を有効にする 通知を停止する