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ブラ弁は見た!ブラック企業トンデモ事件簿100 第6号 

ブラックすぎるパチンコ店! 日常的にグーで殴られ、カウンター業務の最中にセクハラ…あげく突然の理不尽解雇

日常的な暴力に加え、いじめ、セクハラまで!カウンター業務の最中に無理やり…

 次に、いじめ。A店長は、彼女が仕事で失敗するよう、様々な仕掛けを施していた。例えば、彼女が景品カウンター業務の担当をしていた時のこと。彼女は手にしていた雑巾を店内奥の棚にしまおうと思い、一瞬だけカウンター業務を同僚に代わってもらったということがあった。彼女が雑巾をしまってカウンターに戻ってくると、なぜか3万円相当の景品が紛失していた。お客さんが全く来ていないにもかかわらず、である。同僚に聞いても、A店長を除き、誰もカウンターには来ていないという。

 泥棒に入られてしまったのではないかと考え、彼女はひとまずA店長に報告し、謝罪をした。A店長は「いつ気づいたのか?」と彼女に問いかけた。彼女は、「雑巾をしまって、カウンターに戻ってきたときです」と答えた。すると、A店長はニヤリと笑い、「お前がカウンターにいなかったから、俺が取ってやったんだ!」と衝撃の告白。正直に申告してしまう意味が今一つ分からないが……。他にも、希望するシフトに入れてもらえず、仕事を干されていくという嫌がらせにもあっていた。

 最後はもちろん(?)、セクハラである。A店長は、彼女がカウンター業務に就いている最中に突然、彼女の制服の間に手を滑り込ませて胸を触ってきたり、彼女の手を取って無理やり自分の性器を触らせようとしてくるということが何度もあった。もちろん、白昼の店内で堂々と、である。

 自分は店長から嫌われていると思っているが、なぜセクハラのターゲットにされたのかは未だに分からないと述べていた。私は彼女の話を聞きながら、一番好きな子に優しくできないという、小学生男子特有の癖を思い起こしていた。しかし、職場は小学校ではない。職場の上司が部下に対しセクハラをするなどということは、断じて許されない。

 しかし、本当の衝撃は、ここからである。

 彼女は、A店長からシフトを減らされたことについて、専務に相談しに行った。専務の方は、適切に対処していただけたようで、A店長に対し、彼女のシフトを元通りにするよう注意した。これを受け、A店長から彼女に交付されたシフト表は、元のシフトに戻されていた。

 ところが、「その代わりに……」と言ってA店長が彼女に手渡したのは、解雇予告通知書であった。

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