片山さつきは2ちゃんねるを情報源に、嫌韓、生活保護バッシングを煽動!
仮に「36%」だったとして国会で取り上げる問題なのか?と思うが、しかし、同番組の韓国人グループ・歌手の出演率は約11%でしかなかったことがすぐさま判明、片山のデマだったことが証明されてしまった。一部では、この「占有率36%」というのは2ちゃんねるに書き込まれた情報で、それを片山が調査もせずに鵜呑みにしたのではないかと言われているが、片山議員は性懲りもなくその2カ月後にも同じようにデマを吐いた。同年5月、片山が煽動した生活保護バッシングに絡んでテレビ番組で千原せいじが「片山の夫がかつて会社を倒産させた」旨を語ったことを、「片山の夫の会社を潰すと公共の電波でおっしゃった」などと歪曲して生放送の報道番組で涙ながらに熱弁したのだ。じつは、この千原の発言も、2ちゃんねるの書き込みを確かめもせず事実のように語ったのではないかと見られている。
2ちゃんねるを情報源にしたデマを国会やテレビで流し、嫌韓や生活保護バッシングに利用する──これが「東大を首席卒業した」と自慢する政治家の実態なのである。
このうんざりするようなデマ拡散自民議員は、長尾・片山に留まらない。たとえば山田宏参院議員は、2016年10月、こうツイートした。
〈今日はシンポジウム参加と研修で沖縄。翁長知事の建てた国辱的な4本爪の龍柱を見た。中国からのフェリー乗り場近くにある。かつてシナ皇帝だけが5本爪の龍を使え、シナの冊封を受けた属国は、4本以下の爪の龍。単なるモニュメントでは済まされない、翁長知事の危険な政治的メッセージだ。〉
もはや「とほほ」という乾いた声しか出てこないが、このツイートには多くの人が呆れかえり、すぐに〈明治4年発行「十圓金貨」。龍の爪は3本〉〈孝明天皇礼服(袞龍の御衣)。龍の爪は3本または4本〉〈京都御所建礼門の龍の爪は3本ですが〉と証拠画像つきで次々に投稿がなされた。
また、自民党の“デマラッシュ”となったのは、民進党の蓮舫前代表の二重国籍問題がバッシングに晒されたときだ。まず、自民党のネット番組「CafeSta」では、自民党ネットメディア局次長の大西宏幸衆議院議員が「台湾・中国・日本で三重国籍である疑惑もあったりするんですよね」などと発言。本サイトでは何度も書いてきたが、日本と台湾、中国の三重国籍などということは中国の国籍法上、不可能なことであり、これは明確なデマだ。
さらに、当時、自民党ネットメディア局長だった菅原一秀衆院議員は、党の会合で蓮舫前代表が「自分が日本人に帰化したことが悔しくて悲しくて三日三晩泣いた、と自らブログに書いている。人気があるからといって選ぶような都民はいないと思うが、選挙はえてしてそういうものだ」などと発言。しかし、蓮舫前代表のブログにはそんな記述は一切なく、元ネタはネット右翼が根拠もなくばらまいたデマだったことが判明している。