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昭恵夫人との金銭授受、口止めを具体的に証言! 「文春」籠池インタビューから証人喚問の中身を読み解く

 国会で安倍首相は昭恵夫人の講演料授受を強く否定してきたが、両者の言い分は食い違う。この金銭のやりとりを巡って、今日の国会喚問でさらなる事実が明かされるのだろうか。

 また。籠池氏はこの「文春」インタビューで、昭恵夫人との金のやりとり以外にも稲田朋美防衛相との関係についても詳細に証言。さらには、松井一郎大阪府知事を名指しし、徹底的に批判している。

「今、私はね、すごく悪者みたいに言われているけど、それ以上に、真実隠蔽して悪いのは、今の大阪府の官僚組織であり、そのトップである松井さんじゃないですか。よくよく紐解いていったら、国の方の問題と大阪府の問題が連動していって、こんな大問題になった」

 こうしてインタビューを読んでみると、籠池氏の言い分はこれまでの主張と食い違う部分もあるが、おおむね整合性がとれている。情報によれば、官邸はすでに検察と話をつけており、「自民党が証人喚問で籠池氏の嘘を暴き、東京地検特捜部がほどなく籠池氏を偽証罪で逮捕する」というシナリオができているというが、そうすんなりいくのだろうか。

 むしろ、「文春」での独白では、政治家への口利き疑惑の件については具体的に述べておらず、また、安倍首相との繋がりについては「ノーコメントで。二十三日(証人喚問)にお話します」と意味ありげに語っている。今日の国会で、隠し球や決定的な爆弾証言が飛び出す可能性もあるだろう。

 いずれにしてもこの問題の中心は、大阪という地で異常な国有地払い下げがおこなわれたこと、そして、小学校新設の認可について私学審をはじめ反対が続出していたにもかかわらず、不可解にも認可適当にまで進められたことに他ならない。

 籠池氏の証人喚問で幕を引かせるのでなく、これを出発点に、財務省・迫田理財局長や松井知事、そして昭恵夫人の証人喚問を実現し、徹底的に真相を追及していく必要がある。

最終更新:2017.11.21 07:10

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