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安倍首相が小池晃に証拠を突きつけられ逆ギレ! 森友学園理事長が口利き依頼したのは麻生財務相の側近だった

 さらに、籠池理事長はこの政治家に、こう要望している。

「(2014年1月31日)小学校用地の件。近畿財務局と前向きに交渉中。賃料および購入額で予算オーバー。賃料年間3500万円を2500万円に、売却予定額15億を7〜8億円に、が希望」
「(2015年1月9日)国有財産貸借の件。本日、財務省担当者より土地評価額10億、10年間の定期借地として賃料年4%、約4000万円の提示あり。高すぎる。2〜2.3%を想定。なんとか働きかけしてほしい」

 事実、この要望後の2015年5月29日には、籠池理事長の希望通り、貸付料は月額227万5000円、年額2730万円で定期借地契約が締結されているのである。これだけのディスカウントが実際におこなわれている事実を見れば、「上からの政治力」によって取引がなされていったことは明白ではないか。

 一方、与党議員の関与の証拠を突きつけられた安倍首相は、あからさまなまでに狼狽。「読まれた文書は本当のことかわからない。立証する責任はそちらにある」と詭弁を弄し、「(面談記録が)私の事務所であるかのような印象を与えていますよ!」「かつては偽メール事件があったじゃないか」などと激昂した。

 さらに、「昭恵夫人は籠池理事長といつから知り合いなのか。何度会われているのか」という質問に対して、安倍首相は「私は公人だけど妻は私人だ」と回答。「安倍晋三内閣総理大臣夫人」という肩書きで名誉校長に就いていたのだから私人と言えるはずがないが、つづけて安倍首相は「妻を犯罪者扱いするのは、私は極めて不愉快ですよ! 本当に不愉快ですよ!」と、またも逆ギレした。

 向けられた疑惑に「私は知らない」と頬被りし、籠池理事長との関係にしても答弁を二転三転させているからこそ、何度も質問せざるを得ない状態になっているのだ。なによりこの問題は、昭恵夫人が名誉校長を引き受けていた歴然たる事実がある。それで関係を追及されても、安倍首相は「犯罪者扱いだ!」の繰り返し。挙げ句、「安倍昭恵幼稚園と書いてあれば、理財局が恐れ入りましたと言って安くするんですか? そんなことあり得ないでしょ!」と激怒したのだ。

 だが、安倍首相がいくら逆ギレしても、首相をはじめ政権幹部の関与は隠しきれないだろう。

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