その産経がいま、金づるとして目をつけてるのが、こうした右派系宗教団体らしいのだ。
「産経の広告営業はたしかに、紙面の右派的な主張を材料にして、金をもっている宗教団体にかなり積極的にアプローチしていますね。今回の『正論別冊』もその営業ツールという意味合いもあるのかもしれません。『正論別冊』では幸福の科学はもちろん、日本会議に参加しているような宗教右派、とくに神社本庁、国柱会、佛所護念会教団、念法眞教、黒住教のことも好意的に紹介していますからね」(新聞業界関係者)
産経新聞が金儲けのためにどんどんトンデモ化して一般読者に呆れられていくのは勝手だが、しかし、一方で産経は「官邸の広報紙」ともいわれるくらい安倍政権とべったりの関係を築き上げている新聞でもある。それが、オカルトや宗教右派とタッグを組むというのは、なんとも不気味に感じられるのだが……。
(宮島みつや)
最終更新:2018.10.18 05:20