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テレ東『世界ナゼそこに?日本人』に多数の統一教会信者が!「合同結婚式で海外信者と結婚」を隠しウソ経歴放映

 1992年には歌手の桜田淳子と元体操選手の山﨑浩子が合同結婚式に参加したことが“マインドコントロール”だとして大きく報道されたが、統一教会では独身者には恋愛を絶対禁止にしたうえで、教祖が指名した相手と合同結婚式を経て結婚させる。一説には、数万人ほどの日本人女性が外国人男性と海外で家庭をもっていると言われているが、見も知らぬ、言葉も通じない外国人と結婚することで恋愛感情がもてず、また財産を奪われたり、虐待を受け自殺に追い込まれるケース、夫の殺害など、多くの問題が相次いで起こっている。

 このような実態を隠して、感動ものに仕立てるというのは、番組がカルトに加担していると言われてもしようがないだろう。実際、統一教会信者が出演したこの『世界ナゼそこに?日本人』を別の信者が紹介して、布教に利用するというケースも起きているという。

 しかし、全国霊感商法対策弁護士連絡会からのこの申入書に対して、テレ東側は6月8日、こんな回答を返している。

〈番組で紹介する方のプロフィール等は、ご本人に直接、きちんと取材した結果に基づいたもので、番組制作者が「虚実の事実を織り交ぜた創作」をすることなどは一切ございません。〉
〈私どもは、番組制作にあたって信教の自由を尊重しており、ご出演いただく方々をその信教、信条によって差別することはありません。〉

 創作ではない、信者隠しを行っていないと言いながら、「信教の自由」をもち出し、合同結婚式の問題をすりかえる。なんともデタラメな開き直り回答だが、もしかしたらテレ東には「タブーの統一教会が絡んでいるから、新聞や他のテレビ局が怖がって大きく取り上げることはない」という計算があるのかもしれない。

 だが、全国霊感商法対策弁護士連絡会は今後も問題の追及を続けていく姿勢を崩していないし、BPOにも告発されるはずだ。マスコミも宗教に臆さず、これまでのヤラセ事件と同様、このテレ東による“統一教会信者・合同結婚式隠し”を追及していくべきだろう。
(時田章広)

最終更新:2017.12.05 10:00

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