日本会議 その節は(「1万人大会」に)どうもご参加ありがとうございました。日本会議は常日頃、尖閣諸島をはじめとした日本の領土をなんとしても守りながらですね、戦後最大の課題であります憲法改正と教育の正常化という問題に全力で取り組んでるんですがね。
A あの、ちょっと、すみません。今お話されている方は日本会議の……?
日本会議 事務局でございます。
A 職員のかたですか?
日本会議 ええ。あの、この度、待望の安倍内閣によりましてね、これら憲法、教育等の戦後の諸問題の総決算したいというので、日本会議は全力で取り組んでるんですがね。Aさんには、安倍内閣による憲法、教育、領土に対するこの取り組みをですね、どのようにご覧になってますか?
A 僕個人がですか? それはあの……。
日本会議 私はこの安倍内閣で憲法改正が実現しませんでしたらね、日本はまた4、50年間できないんじゃないかと思っております。
A な、なぜですか。
日本会議 それらしき人材がいないというところでございます。少なくとも、私は戦後70年というとてつもない長い時間をかけてね、憲法が議論の俎上にあがったのは今回が初めてだと思います。まあ、歴史的にいえば岸内閣のときにちょっとはでましたけどね。これもすぐ終わってしまいました。それから中曽根内閣のときにちょっと憲法議論がでましたけれども、これも終わりました。すくなくともこれで3年、4年にわたって憲法を改正しようという内閣は今回が初めてだと思いますね。
A はあ。あの、それだけ安倍内閣を日本会議は評価しているということなんですか。
日本会議 評価していますね。
A 歴代内閣のなかで一番、日本会議の悲願にマッチしているというふうに考えているんですか。
日本会議 一番マッチしているというよりも、初めてマッチしたということでしょうね。いままで議論にならなかったわけですよ。一応いま議題にあがってきていますよね。それは戦後70年経過して初めての現象だと思います。いままでにはございません。