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丸川珠代環境相に「リベラル偽装」の時代が…イラク戦争めぐり愛国心を徹底批判、ブッシュを「おバカ大統領」と

 それにしても、なぜ丸川氏はこうも極端に転向してしまったのだろうか。しかし、テレビ朝日時代から彼女を知る人物によれば、それは転向などと呼べるような代物ではないらしい。

「テレビ朝日時代も別に、そういう政治的発言は聞いたことがないですね。金子さんにあわせただけじゃないですか。自民党政治家になったのも思想というより、上昇志向のなせる業でしょう。もともと彼女はテレ朝時代、夕方のニュースでメインを張ることが目標だったのですが、それがどうしてもできなかった。そのエリート然とした顔と媚びるときの姿勢のギャップが主婦層に嫌われたともいわれていますが、とにかくそんな行き詰っていた時に、当時、官房長官の安倍さんと知り合い、勉強会に足しげく参加するようになった。たぶん、この時点でアナウンサーに見切りをつけて、政治家狙いに切り替えたんでしょうね」(テレビ朝日関係者)

 そう、もともと、丸川氏には思想らしい思想はなかったのだ。テレビ朝日所属時は、ニュース番組でキャスターをやりたいから、一応、リベラルなふりをしただけ、金子勝氏と対談したときも、リベラルな金子氏に受け入れられるような発言をしただけ。だから、自分をもっと引き上げてくれそうな安倍首相と知り合ったとたんに、それまでの発言を忘れたかのように、一気にネトウヨ的なスタンスに転向し、選挙では幸福の科学の支援まで受け入れてしまう。

 この人の中にあるのは、ただただ、より強い者に対する媚びと「上昇志向」だけなのである。まあ、そういう意味では、この国の政治家にぴったりと言えなくもないが……。
(高幡南平)

最終更新:2015.11.03 09:01

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