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自衛隊リクルートは貧困層狙い撃ちだけではなかった! 小学生にまで「自衛官勧誘」目的のパンフレット作成

 しかし、この2025年度版『まるわかり!日本の防衛〜』がもっととんでもないのは、新たに設けられた「自衛隊員について詳しくなろう」という章の中身だ。

10ページにもわたるこの章を読むと、「小学生を自衛隊にリクルートしようとしている」としか思えない記述が満載なのである。

 特集の最初こそ、隊員数など基本的なデータが掲載されているが、3ページ目にはいきなり幼い男の子のキャラクターが「どうやったら自衛官になれるの?」と質問するイラストが登場。それに対して、自衛隊員のキャラが「自衛官になるのはいろいろなコースがあって、どのような立場でどのような仕事をするかで違うんだ!例えばパイロットになるためのコースもあるよ」と答え、15歳から入れる陸上自衛隊高等工科学校生徒を筆頭に、自衛官候補生、一般曹候補生、航空学生から、自衛隊奨学生、予備自衛官補まで、11のコースが紹介されている。

 次のページも同様だ。「どんな種類の職種があるの?」と尋ねる小さな女の子のイラストの下に、陸上自衛隊の職域一覧、海上自衛隊の職域一覧、航空自衛隊の職域一覧が写真付きで列挙され、イラストの女性自衛官が「入隊後、本人の希望やその人に合っているかによって職種が決まるよ。どの職種も魅力があって、やりがいのあるものばかりだよ!」と宣伝している。

 さらに気になるのが「自衛官は普段どんな食事を食べているの?」という吹き出しの後、なんと3ページにもわたって、自衛隊の食事の解説記事が続いていることだ。

最初のページでは、「普段は基地や船の中で栄養満点の食事を食べてるよ。訓練や災害派 遣中の自衛官は『レーション』という持ち運べるレトルトの食事を食べるんだ。」という解説で、自衛官の食事風景の紹介。

次のページは、「名物メニュー紹介」で、〈各基地、駐屯地では地元の特産品を使った、その基地ならではのオリジナル料理がたくさんあります。 各基地などの栄養士が工夫を凝らし名物メニューを考案しています〉という解説のあと、陸自、海自、空自の一押しメニュー
が写真付きで紹介されている。

 さらに3ページ目では、〈自衛官は平均的な大人よりも多くのカロリーを摂取〉というタイトルのあと、一般の成人女性・男性と比べる形で、「自衛官はなんと1日約3000kcal」という言葉を大きく載せた大盛りご飯のイラストが掲載されていた。

 前回の記事で、自衛隊が「貧困層」を狙い撃ちにしている根拠として、職場見学ツアーで「自衛隊に入れば365日無料でごはんが食べられます」「クリスマスにはローストビーフやひとり1個のケーキ」「自衛隊記念日にはステーキひとり1枚」と宣伝していることを報じたが、小学生相手にも同じ手法で、経済的に厳しい子どもにアプローチしているのではないか、疑わせるものだった。

 ほかにも、同パンフの「自衛隊員について詳しくなろう」という章には、託児所があることのアピール、階級章やき章のかっこよさを強調する記事、さらには「大将軍みたいな人もいるの?」という質問に、「(自衛隊にも)将がいるよ」と答えるやりとりなど、小学生に、将来、自衛隊にに入りたいと思わせようという魂胆がみえみえの記事がいくつも出てくる。

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