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“裏金”安倍派幹部・萩生田光一をヨイショしてPRに手を貸す田崎史郎!「僕は日曜日も月曜日も萩生田さんと」と癒着も隠さず

 実際、萩生田氏は、自民党内でもとくに統一教会との関係が深いことが露呈したというのに、「反省している」と口にしただけ。それで何事もなかったかのような顔をして、ここまで政調会長の座に居座りつづけてきたこと自体が異常だったのだ。

 しかも、萩生田氏は、札幌と大阪の法務局から「人権侵犯」認定を受けた杉田水脈・衆院議員を、あろうことか政策立案に携わるポストである環境部会長代理に起用した張本人。完全に開き直った杉田議員は、いまも差別発言を繰り返している状態だ。

 そればかりか、萩生田氏は安倍元首相や森元首相の子飼いとして、教育業界や自治体に圧力をかける別働隊として暗躍。実際、安倍元首相が血道を上げていた教科書批判の尖兵として教科書会社に圧力をかけたり(既報参照→https://lite-ra.com/2019/09/post-4960.html)、森元首相が目論んでいた東京五輪に絡む神宮外苑地区の再開発でも萩生田氏が都に働きかけをおこなっていたことがわかっている(既報参照→https://lite-ra.com/2022/09/post-6224.html)。

 もちろん、そうした圧力体質はメディアにも発揮。2014年11月に当時の安倍首相が街頭インタビューVTRに逆ギレした『NEWS23』(TBS)生出演後、萩生田氏が自民党筆頭副幹事長として在京テレビキー局の編成局長、報道局長宛てに“報道圧力文書”を送りつけたほか、2017年8月には『グッド!モーニング』(テレビ朝日)で田原総一朗氏が「萩生田光一は加計学園問題のいわば一番の責任者」と発言したことに猛抗議。正当な論評であったにもかかわらず、放送の3日後に番組は謝罪をおこなった。さらに統一教会問題でも、萩生田氏は各メディアの番記者を通じて報道に圧力をかけたといわれている。

 同じ歴史修正主義者として差別発言を繰り返している議員を重要ポストに就け、圧力をかけることで政治や行政を歪め、報道を封じ込める。まさに萩生田氏は“悪夢の安倍政権”を側近として支え、いまも安倍元首相とそっくりの手法で権力を維持しているのだ。しかも、萩生田氏といえば、自身のブログに安倍元首相と加計学園・加計孝太郎理事長らとバーベキューを楽しむ写真を投稿していたにもかかわらず、加計学園問題が追及されていた2017年6月に国会で「腹心の友と確認したこともないし承知していない」と答弁。安倍氏同様、“息を吐くように嘘をつく”人物なのである。

 このような人物が、安倍派の裏金問題を逆に利用して総理の座を虎視眈々と狙っているとすれば、まさに地獄のような展開としか言いようがない。今後の要警戒が必要だ。

最終更新:2023.12.19 09:16

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