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岸田政権の副大臣・政務官が酷い! 統一教会と関係申告の20人以外に性差別の杉田水脈、「LGBTは種の保存に背く」の簗和生も

 いや、杉田氏だけではない。今回の副大臣・政務官人事では、昨年、自民党の部会で「LGBTは種の保存に背く」と発言した簗和生・衆院議員を、よりにもよって文科副大臣に抜擢。また、2020年にコロナ給付金を在日外国人に給付すべきではないと主張し、議員辞職を求めるネット署名に約1万7000人の賛同が集まった小野田紀美・参院議員を防衛政務官に抜擢するなど、性的マイノリティ差別や外国人排斥をおこなってきた差別主義者を、どさくさに紛れて登用しているのだ。

 そればかりか、岸田首相は自身の派閥・宏池会所属で、昨年、自身が同乗する車で秘書が当て逃げ事故を起こした武井俊輔・衆院議員までをも、今回の人事で外務副大臣に抜擢した。武井氏はこの事故で、車検と自賠責保険が切れている車を秘書に運転させたとして東京地検に書類送検されたが、ドライブレコーダーには事故時に「行ってしまえ!」という武井氏の声も録音されていたにもかかわらず、当て逃げの幇助や教唆などの容疑では立件されず、「政権忖度か」という声があがっていた。つまり、統一教会問題の隙をついて、自派閥の問題議員を重用したのである。

 統一教会との関係について徹底調査もおこなわず、平然と関係議員を登用し、会見やメディア取材ではシラを切らせ、挙げ句、差別議員や問題議員を要職に引き上げる……。内閣改造後の会見では、江川紹子氏らが会見打ち切りに抗議の声をあげるなか、岸田首相は冷ややかな笑いを浮かべて立ち去った。その表情や聞く耳のなさは安倍晋三や菅義偉とそっくりだったが、そうした態度が今回の人事にはよく表れている。つまり、安倍・菅政権と同様、「どうせ世論はそのうち忘れる」と高を括っているのだ。

 国民を舐め腐った今回の人事を、許すわけにはいかないだろう。

最終更新:2022.08.14 05:41

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