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「岸田政権は安倍の傀儡」ごまかすため田崎史郎ら御用が流す「安倍さんは人事に不満」説は嘘! 実は甘利幹事長も松野官房長官も…

 それだけではない。岸田氏は当初、官房副長官として安倍政権時代に内閣情報官としてさまざまな謀略を仕掛け「官邸のアイヒマン」と呼ばれてきた北村滋・前国家安全保障局長を起用する方針さえ見せた。この人事案は批判が高まったためか、岸田氏は北村氏ではなく栗生俊一氏を起用する方針に転換させたが、栗生氏も北村氏や前任の杉田和博氏と同様にエリート警察官僚であり、安倍・菅政権で暗躍した「官邸ポリス」の流れを汲んでいる。

 さらに、筆頭格である政務担当の首相秘書官には、嶋田隆・元経済産業事務次官が内定したと伝えられているが、嶋田氏は安倍政権下で「影の総理」と呼ばれた今井尚哉・元首相秘書官と同期入省組で昵懇の間柄。ようするに、今井氏に代わって岸田氏を操るための「今井氏の影武者」だ。

 ようするに、どこからどう見ても、岸田政権が「安倍傀儡政権」になることはすでに決定づけられているのである。

 にもかかわらず、「安倍前首相は岸田氏の人事に不満を持っている」「岸田氏は安倍前首相の言いなりではない」などと言いふらすことは、まさしく御用の極み。いや、御用メディアのみならず、菅首相就任時の「パンケーキおじさん」報道を反省することなく、「岸田氏はお好み焼きと納豆が好き」「愛妻家」などと好感度を高めるためのPRを盛んに繰り広げている始末だ。

 傀儡政権の誕生とともに、メディアの過剰な安倍忖度も完全復活──。まったく手に負えないと言うしかないだろう。

最終更新:2021.10.03 07:56

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