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安倍首相“吐血報道”に続き慶應病院入りで8月31日辞任説も…官邸や側近が健康不安情報を煽る異常 政権放り出しを正当化する目的か

 そして、いま政権が置かれた現状は、あのときとよく似てきている。いや、もっと酷い状況と言っていいだろう。

 新型コロナ対応では感染拡大に歯止めがきかず、経済の立て直しにも成果を出せておらず、今後の見通しも暗い材料しかない。今年4-6月のGDPが年率マイナス27.8%(速報値)になり戦後最悪を記録したことが発表されたが、これまでアベノミクスによって異次元の金融緩和や公的資金をじゃぶじゃぶ投入して株価を支えてきたために、いまや打つ手は残されていない。その上、政権浮揚のために一縷の望みをかけてきた東京五輪は、中止になる可能性が高い。憲法改正を達成する以前に、今後、政権維持ができるかどうかの瀬戸際に立たされているのだ。

 新型コロナ以降、安倍首相はしきりに「もう辞めたい」と漏らしていると頻繁に報じられてきたが、つまり、これ以上つづけても良いことはない、むしろこれまでの失政を追及され、責任をとらされると判断し、「体調悪化で辞任」するべく、いま必死になって周囲が布石を打っているのではないのか。

 じつはいま、永田町では「8月31日に電撃辞任する」という噂が駆け巡っている。8月24日で大叔父である佐藤栄作の首相連続在任記録を超えるため、それを花道に区切りの31日に辞任を発表するというのだ。

 この情報が事実かどうかは断定できないが、安倍首相が今後、辞任するようなことがあったとしても、ひとつだけはっきりしていることがある。それは、その辞任が体調問題によるものでなく、安倍晋三という稀代の無責任男の2度目の“政権放り出し”にすぎないということだ。

最終更新:2020.08.17 04:42

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