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安倍首相のこの期に及んで「1住所あたり布マスク2枚」にネットでツッコミ殺到!「まさかエイプリルフール?」「コロナ大喜利やめて」

 実際、本日の対策本部では、世界のすべての国と地域からの入国者に対して、宿泊施設や自宅で2週間の待機を求めると決定したが、対象国・地域を拡大しただけで、宿泊施設や交通手段について入国者任せという杜撰対応はそのまま。しかも、SNS上では、成田空港などでは検疫待ちに長蛇の列ができ、他国のようにソーシャル・ディスタンスの措置も取られていないことや、検疫や待機要請自体がザルであることを多くの人が指摘している。こんな状況で枠を拡げるだけで、何の意味があるのだろう。

 いや、そもそも国民がいま求めているのは、手厚く幅広い補償策を早急に実行してくれることだ。だが、安倍首相は、一律の現金給付や消費税率の引き下げといった案だけでなく、イベントやバー、ナイトクラブなどへの自粛をめぐっても「損失補償は困難」と言い、何から何まで否定してばかり。この期に及んで具体的な数字を挙げた補償・給付案は何ひとつ口にしていない。

 それどころか、きょうの参院決算委員会では、自民党の議員からは信じられないような提案が飛び出した。舞立昇治参院議員は新幹線の整備を、足立敏之参院議員は大規模な公共事業の実施を訴えたのだ。自民党はあれだけ「お肉券」「お魚券」で大顰蹙を買ったというのに、性懲りもなく族議員が自分たちの利権を優先させようと必死なのである。

 世界各国が次々にきめ細やかで大胆な補償策を打ち出す一方で、何もアクションを起こさない安倍首相と利権を叫ぶ自民党……。生活補償や経済対策が進まない現状に対し、本日放送の『バイキング』(フジテレビ)では、坂上忍が「日本はなんでこんなにモタモタ、モタモタしてんですか」「ケチ」「なかなかおごってくれねえなあ、この先輩』みたいな」とくさした上で、こう批判した。

「『なんで、なかなかおごってくれないんだ、この先輩は』って思うのはね、そもそも、その金って僕らから徴収した金で。だから毎月僕らが会費払って、その積み立てでしょ。それをどう使ってくれるかっていうのを、僕らなんかよりもよっぽど頭のいい人たちが考えておごってくれるわけじゃん。(なのに)金出さねぇんだもん!」

 そう、忘れてはいけないのは、国民はこういうときのためにこそ税金を払ってきた、ということだ。そして、大胆に補償策に金を注ぐことは、国民が極力外出しなくて済む状況をつくり出す感染症対策でもある。それをいまだにせず、「布マスクを2枚配布!」と宣言する総理大臣……。冗談抜きに、この国はほんとうにもうダメなのではないだろうか。

最終更新:2020.04.01 11:29

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