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安倍首相が「桜を見る会」に『虎ノ門ニュース』ご一行を堂々招待! 百田尚樹、有本香、ケントらネトウヨ文化人に囲まれご満悦

 そもそも『虎ノ門ニュース』は、例の沖縄ヘイトデマで知られる『ニュース女子』と同じDHCテレビが制作するネット番組であり、展開されるトークは、ネトウヨワールド全開の陰謀論や、もはや“安倍教”と呼ぶべき政権の徹底擁護ばかり。

 だが、そんなネット番組に、安倍首相は総裁選を控えた昨年9月6日、ついにVTR出演。同日未明には最大震度7を記録した北海道胆振東部地震が発生したというのに安倍首相の出演VTRは放送延期にもならず、安倍首相によるトランプ大統領やプーチン大統領との仲良し自慢が展開された。

 しかも、安倍首相は“番組を観たことがあるか”と問われると、「密かにありますね」と告白。インタビュー収録には別曜日レギュラーの百田も「スタッフ」として参加し、安倍首相も百田の姿を見つけると顔をほころばせながら手を挙げて挨拶するなど、“安倍応援団”に囲まれて終始ご満悦。最後には再び番組に出演することを約束したほどだった。

 総理大臣が自分の応援団であるネトウヨ文化人たちのネット番組に嬉々として出演する──。この事実だけで愕然とさせられるが、結局、安倍首相はこうした輩に慰撫されたくてたまらないのだ。

 いや、安倍首相を慰撫する“喜び組”の応援団のほうも同じだ。百田は桜田義孝前五輪相の辞任について〈自民党はアホが出世するシステムなのか、それともこんなアホでもマシな部類なのか!〉と投稿したが、歴史修正主義をばらまき、権力者に媚びを売ってベッタリの関係を築き、時にNHK経営委員に引き立てられ、時に著書を宣伝してもらってご満悦の百田のような存在こそ「アホが出世するシステム」なのではないのか。

 ともかく、安倍首相は相次ぐ大臣の暴言辞任に「批判を真摯に受け止める」などと言いながら、実際はお仲間に囲まれて癒やされることしか考えていない。このどうしようもない「アホが引き立てられるシステム」を、きょうはまざまざと見せつけられたのである。

最終更新:2019.04.13 08:54

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