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タッキー異例の「週刊新潮」インタビューの裏にメリー副社長の意向!? 対立報道に激怒し後継者問題を全否定させ…

タッキーはジャニー氏の後継者になるのか?

 9月29日発売の「週刊新潮」(新潮社)10月4日号に意外な人物のインタビューが掲載された。〈電撃引退の真意とは…『滝沢秀明』大いに語る〉と題された滝沢秀明のインタビューだ。

 その内容は、しかし妙なものだった。たとえば、「将来、ジャニー社長の後に、滝沢がジャニーズ事務所社長に就任するのでは?」との報道があると問われた滝沢は〈それは絶対にないです。全くない。断言できます。経営陣に入るつもりもない〉と全否定したうえで、事務所の後継者問題をこう話している。

〈そもそも僕は経営が出来ませんから、そこは、ジュリーさんがやっていかれるんだろうと思います。「後継者」とは、社長になるということではなく、ジャニーさんの思いややり方を引き継ぐ、という意味ですが、言葉って一人歩きするものですよね〉

 藤島ジュリー景子副社長の名前をわざわざ挙げて、自身は社長にはならない、経営に関わるつもりはないと明言した滝沢だが、一部で指摘されているジュリー副社長との確執についても、こんなエピソードを紹介し、一笑に付したのだ。

〈僕は毎日、ジュリーさんと連絡をとっていますよ(笑)。今朝も話しました。自分の(出演予定の)ドラマのことも、今後のプランニングの相談も、もちろんジュリーさんや皆と協力してやらないと何も出来ないので、連絡取り合っていますよ。
 今回の結論も、ジャニーさんの後、すぐにジュリーさんに伝えたんです。〉

 何度もジュリー副社長の名前を出しながら答える滝沢。さらに事務所や所属タレントたちが、いかに一致団結しているか、滝沢はこんなジャニーズの先輩たちとのエピソードを披露した。

〈実は、今回の発表で、一番最初に心配して連絡をくださったのは、中居くんなんです。〉〈マッチさんも、東山さんからも、すぐに連絡をいただきましたよ。〉〈木村(拓哉)くんからも会社を通じて連絡ありました〉
 
 キムタクからだけはなぜか「会社を通じて」らしいが、ともあれ滝沢の口から出てきたのは、滝沢の芸能界引退で指摘されてきた後継者問題やジャニーズ事務所内の路線対立をことごとく否定し、覆そうとするものだったのだ。さらに言えば、ジャニー喜多川社長の“後継者”として突如芸能界引退を発表し各方面に衝撃を与えたそんな渦中の人物が、しかも現時点では現役のジャニーズアイドルが、自身の引退の“真意”を語るために週刊誌のインタビューに応じることじたい異例と言っていい。

 だがやはり、そこにはある“事情”があったらしい。

「この企画は、ジュリーさんの母親であるメリー喜多川副社長の意向でねじ込まれたもののようです。メリー副社長はSMAP独立騒動勃発直後の2016年1月にも、「週刊新潮」に自身の都合のいい言い分をインタビューさせたことがある関係ですからね」(「週刊新潮」関係者)

 もちろんその背景には本サイトが以前から報じているジャニーズ事務所内の対立構造がある。それがジャニー社長とジュリー副社長の確執だ。

 ジャニーズ事務所は今年7月、20年ぶりに本社ビルを移転。港区に購入した自社ビルで、関連会社も全て集約。社員食堂もつくり同時期に会社のホームページやロゴも刷新。ジュリー独裁体制への移行準備を着々と進めている。だが、このビルにジャニー社長は入っていない。渋谷区に購入した別のビルに事務所を構え、ジュリー氏とは会おうともしないという。

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