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安倍首相が極右ネット番組に登場! 沖縄ヘイトの我那覇真子などネトウヨ女性陣におだてられ信じがたい暴言も

極右女性論客からヨイショの嵐を受ける安倍首相(インターネットテレビ「言論テレビ」より)


 元旦に発表された年頭所感で〈明治維新から150年の節目の年〉と切り出し、明治時代の日本を手放しで称賛、明治の精神をこれからのモデルにしようと国民に呼びかけた安倍首相。さらに昨日4日には、政教分離も無視し、伊勢神宮参拝後にそのまま現地で記者会見を開催するなど、その極右ぶりを全開にしている。

 そして本日は、歴史捏造とヘイトを繰り返す女性論客たちと大はしゃぎするという醜悪な姿をさらしたのだ。

 それは、本日21時から放送されたインターネットテレビ「言論テレビ」の『櫻LIVE』なる番組でのこと。この「言論テレビ」は櫻井よしこが取締役会長を務める会社で、安倍応援団を総動員した番組づくりをおこなっている。今回は新春スペシャルとして『安倍首相に華やかさくら組が迫る!』と題されていたとおり、櫻井を筆頭に、「言論さくら組」なる〈櫻井よしこが見込んだ魅力的でアクティブな8人の女性たち〉(言論テレビHPより)のうち、気象予報士の半井小絵、沖縄の活動家である我那覇真子、産経新聞の田北真樹子記者という3人が顔を揃えた。無論、この3人は粒ぞろいのネトウヨ論客だ。

 総理大臣が新年早々わざわざ極右チャンネルに出演する……それだけでもうんざりとさせられる事態だが、安倍首相は登場するなり、着物姿の女性4人に「きょうは華やかで」などと笑顔を浮かべ、櫻井から「いまほど日本が(国際社会で)存在感をもったことって、総理、過去の歴史でないんじゃないですか?」とヨイショされると「過去の歴史で見ていちばんというほど傲慢ではありませんが(笑)」などと言いつつご満悦な様子。……まさに“安倍喜び組”による安倍首相をただただ慰撫するための番組だったのである。

 それも当然だ。櫻井が集合させたこの“喜び組メンバー”は、揃いも揃って安倍首相を擁護し、思想で一体化してきた面子だからだ。

 まず、産経の政治部官邸キャップである田北記者は、昨年2月におこなわれた安倍首相とトランプ大統領の日米首脳会談や11月の来日時の共同記者会見で質問の指名を受けるなど、安倍首相に食い込む記者のひとり。2016年11月の安倍・トランプの初会談の席上で「私は朝日新聞に徹底的にたたかれたが勝った」「俺もニューヨーク・タイムズに勝った!」と意気投合したという会話を独占で伝えたのはこの田北記者で、このことからも安倍官邸との親密ぶりが伺える。さらに産経紙上では、教育勅語について「教材として用いることまでは否定されるべきでない」とした政府答弁書に批判が集まった際には〈教育勅語を完全に否定するやり方こそが言論統制ではないか〉と言い出したり、ユネスコの記憶遺産に「慰安婦」関連資料が登録された場合は「脱退すべきだ」と主張するなど、安倍首相の極右政策を後押しする役割を担っている。

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