これまでNNNドキュメントは、2015年10月4日に『南京事件 兵士たちの遺言』を放送するなど、硬派な番組制作を続けてきた。しかし今回は、第二次安倍政権の一強多弱状態が4年半以上も続くなか、安倍政権に忖度する日本テレビ上層部の強い意向に逆らえず、軍門に下ったようにみえるのだ。
先のエイミー辻元氏は、こう話す。
「被曝兵士が今回の番組を見たら『なぜ小泉元首相が出て来ないのか』と全員が首を傾げるでしょう。是非、小泉元首相が登場した場面を入れた続編を放送して欲しい」
総選挙の投票材料となる事実を隠蔽、国民の知る権利を侵害した今回の番組改変事件は徹底的に検証されるべきだろう。
(横田 一)
最終更新:2017.10.19 12:34