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またも口利き!? 昭恵夫人が名誉顧問のイベントを省庁が後援!「ムー」にも登場するオカルト宗教家と昭恵夫人の接点も

 そもそも同イベントが始まったのは2014年10月。初回は山梨県の富士山の付近で開催され、前述のオカルト宗教施設・不二阿祖山太神宮の「御神田」で「日本古来の収穫と祭事を行っ」たという(毎日新聞山梨地方版)が、当初から実行委員長は渡邉氏だった。そして、インターネットの記録を辿って、初回の後援団体を調べたところ、NPOや財団法人・公益法人など民間団体と自治体がメインで、省庁の名前はわずかに外務省だけ。注目すべきは、日本最大の極右団体「日本会議」も後援団体に名を連ねていたことぐらいだ。

 ところが、これが2回目の2015年になると、経産省や防衛省などほとんどの主要省庁が参加し、テレビや新聞社などマスコミまでついて、一気に後援団体が豪華絢爛になったのである(ちなみに日本会議は後援から姿を消した)。

 そして、実はこの爆発的に省庁の後援が増えた2015年に、「FUJISAN地球フェスタ“WA”」の名誉顧問(代表発起人兼任)に就任したのが、昭恵夫人だったのである。

 昭恵夫人は2015年5月6日、Facebookで不二阿祖山太神宮を参拝したと報告しており、さらに、同年に渡邉氏らが募ったクラウンドファウンディングのウェブページにも登場。そこには阿祖山太神宮参拝時に渡邉氏らと撮ったと思われる昭恵夫人の写真とともに、こう書かれている。

〈安倍昭恵さん(安倍内閣総理大臣夫人。FUJISAN地球フェスタWA名誉顧問)より、「未来の子ども達のために、FUJISAN地球フェスタを応援します」との応援メッセージをいただきました。〉

 これは昭恵夫人が名誉校長に就いて驚愕の土地値引きが行われた森友学園問題と、まさに同じ構図ではないのか。そういう疑念が頭をよぎるのが自然だろう。

 もっとも、オカルト宗教法人代表の渡邉氏と昭恵夫人が関係をもち、名誉顧問に就任した年に省庁の後援がめざましく増えたといっても、現時点では昭恵夫人が直接的に指示したのか、あるいは省庁が忖度したのか、具体的にはわからない。しかし、この件をめぐっては、最近も興味深いことが起きている。

 というのも、10月9日に改めて「FUJISAN地球フェスタ“WA”」のホームページを見てみると、その後援団体のページから、いつのまにか昭恵夫人の名前が忽然と消えていたのだ。

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