選挙戦がはじまり、党首討論などでは一応、小池代表も安倍首相の改憲論を批判する展開もあるだろうが、それははっきり言って、たんなるポーズだ。今回、自民党が公約に打ち出した改憲内容はいずれも小池代表も相乗りできるものであり、「憲法9条改正」に賛成してきた小池代表が「悲願達成」のため、安倍自民党と連立を組むであろうことは想像に容易い。
事実、小池代表は2日に応じた産経新聞のインタビューでは、〈希望の党が衆院で過半数を得た場合に自民党と連立する可能性については「結果をみて判断する」と否定せず、連携に含みを持たせた〉とある。
対して菅義偉官房長官も、本日午前の会見で、改憲議論における希望の党との連携について質問され、「掲げる政策に賛同いただくのであれば、しっかり対応していく」と答えた。安倍自民党と小池新党は、もうすでに選挙後を見据えて歩調を合わせつつあるのだ。
北朝鮮危機で国民を煽動し、解散理由さえ有耶無耶にし、詐欺的な憲法改正に動き出した安倍総裁に、口では「政権交代」と言いながら安倍自民党に追随姿勢をみせる小池百合子代表──このような稀代のペテン師2人が、政策論争をおこなう党首討論ではいかに茶番を繰り広げ、馬脚をあらわすか。本サイトは注視したいと思う。
(編集部)
最終更新:2017.10.03 09:32