そして、今回のサントリー「ザ・プレミアム・モルツ」をめぐる問題でも、その水原の姿勢はまったくぶれていない。
昨日、水原はツイッターにこんな投稿をした。
〈今この世の中では色んな争いが起きてますが、
どこの国で生まれても、
どこの国で育っても、
どこの国に住んでいても、
みんな地球人である事には変わりません。
全ての人に自分を理解してもらうのは難しい事かもしれない。
でも、この世の中で私の事を理解してくれている人がこんなにもたくさんいるという事に気づく事ができました。
一日も早く、この世の中の人種や性別などへの偏見がなくなってほしい。
そして、世界中の人がどこにいても自分らしく生きていける世の中になるように、
まずは私が私らしくこれからも強い心を持って、
生きていこうと想います。
全ての争いがなくなる事を心から祈っています。
LOVE&PEACE〉
そう。こんなひどい攻撃にあっても、水原はそれぞれの多様性を認め、地球市民として、戦争と差別を憎み、平和を希求する姿勢をはっきりと示したのだ。
それに比べて、バカのひとつ覚えのように「日本人じゃない」「朝鮮人だ」と攻撃を繰り返し、彼女を起用した企業にまで「反日」といいがかりをつけるネトウヨたちの愚劣さ、グロテスクさはどうだろう。
しかし、水原の言葉は彼らをも抱擁するかのように、人間の本質はそんな属性に左右されないということを教えてくれる。何度でもいう。本サイトは、誰がなんと言おうが、個として立ち、差別と戦争を憎み、そして、平和を希求し続ける彼女のことを、これからも全力で擁護し続けていこうと思う。
(小杉みすず)
最終更新:2017.09.17 12:00