こういった状況が関係しているのかいないのか、今月13日放送『真夏の夜のセカオワ』(NHK-FM)でSEKAI NO OWARIのメンバーと対談した平手は「大人」というものについてこのように語っている。
「わかってくれる大人もきっといると思います。でも、だいたいが(わかってくれない)」
「ぜんぶ嫌いです」
「Fukaseさんが説教をしたくないってずっと言ってくださって。それが嬉しかったです。いつも大人に言われるがままの気分だったというか、自分の意見を大切にしていいんだなっていうこととか色々学びました」
「理由も聞かないであれこれ言われたり、あとは陰でこそこそ言われてるのがもう見えちゃってるので、はっきり言ってほしいですし、こっちの気持ちもわかったうえで大人の意見を聞いて一緒に話し合えたらいいのになぁって」
「なにも知らないくせに勝手に色々言われるのがすごい嫌で」
現在高校1年生16歳の言葉とすると「中二病」「反抗期」などと矮小化されてしまいそうになるが、一度殺されそうになったのにも関わらずいまだに握手会への参加を強いられ、さらに地獄のスケジュールを押し付けられる身になってみると、その言葉の裏にある心労と周囲のスタッフへの不信感は察するに余りある。
ご存知の通り、前田敦子はAKB48時代に現在の平手と同じように過大なプレッシャーと地獄のスケジュールを強いられていたが、そんな彼女は16日放送『前田敦子のHEART SONGS』(TOKYO-FM)のなかで平手の体調の件に触れ、このように語っていた。
「若いからね。そりゃ体調も崩すわ。みんなで是非ぜひ、みんなの声援でね、応援してあげてください」
欅坂といえば、メンバーの今泉佑唯も今年4月に〈心身のバランスがうまくとれない〉(公式ブログより)として長期休業に入っており、最近になってようやく少しずつ仕事を再開できるようになった。「奴隷」という状況に限りなく近い彼女たちのブラック労働は改善されるのだろうか?
(編集部)
最終更新:2017.12.07 04:43