そもそも、彼女は2010年にデビューして以降ずっとトップクラスの人気を誇るAV女優であり「売名」など必要としている人ではないのだが、理不尽に叩く人たちにそんな正論は届かない。
そういった炎上が続くうちにサイン会が中止に追い込まれるなど、売名どころか営業そのものが妨害される状況になっていった。そして2月に入り、彼女はこんなツイートを投稿。その数日後、ツイッターアカウントを消してしまった。
〈何を言われてもスルーしようと決めていたけど、何を呟いても憶測でずっと叩いてくる人がまだまだいるのが現状で、私がツイッターをやめたらそういう人達はスッキリするのだろうか…〉
こういった「売名」叩きを助長したのが、「FRIDAY」の記事だった。1月13日発売の「FRIDAY」(講談社)17年1月27日号には、過去に撮影された葵のヘアヌードが掲載されたのだが、その表紙に「松潤の相手 葵つかさ「衝撃ヌード」」というキャッチコピーが飾られていたのだ。これを受けて、「早速商売にしたな」「やっぱり売名行為じゃないか」との批判が殺到したのだ。
この件の真相は、写真を掲載するにあたり彼女の所属事務所であるエイトマン側から提示された「事務所として出して欲しくない文字は記載しない」、「事務所が事前にチェックし、意に反している場合は訂正する」という条件を「FRIDAY」編集部が一方的に反故にしたもので、誌面の内容を知った事務所が訂正をお願いしても編集部は〈「もう印刷してしまったので」の一点張りで〉対応しなかったという。
この件に関しては「FRIDAY」編集部が全面的に非を認め、〈今回、意図的ではありませんが、編集部内の連絡ミスでその言葉を使ってしまい、結果的に事務所の約束を違えることになってしまいました〉と謝罪の声明を出している。編集部のミスが本当に意図的ではなかったのか真相は藪の中だが、こういった記事が表に出てしまったことが、結果的にさらなるバッシングを呼んでしまったのは間違いない。