本日夜、共謀罪に国会前で抗議する市民たち
「勝手に決めるな!」「まともに答えろ!」「説明できない法案いらない!」「自由に話せる社会を守れ」「野党はがんばれ!」「メディアもがんばれ!」「強行採決、絶対反対!」
自民党が仕掛けてきた本会議での強行採決という突然の暴挙に、数多くの人びとが国会前に詰めかけている。今も人はどんどんと増加中。目の前の国会議事堂に向けて、大きな怒りのコールをぶつけている。
その怒りは当然すぎる。中間報告によって法務委員会での審議、採決をすっ飛ばして本会議で強行採決してしまおうという行為は、下劣のなかの下劣、まさしく「良識の府の死」「議会の自殺」と言うべきものだ。金田勝年法相の問責決議案の反対討論で日本維新の会・東徹議員は「民進党は議会のルールを守れ」などと叫んだが、議会のルールを無視しているのは自民・公明および維新の会のほうではないか。
しかも、この凶悪なやり方で押し切ろうとしているのは、人びとの内心や表現の自由を侵害し、国民を監視し、権力をさらに肥大化させるとんでもない法案だ。だからこそ、多くの識者や学者のみならず、アーティストや映画監督、小説家、マンガ家、劇作家など多くの表現者たちからも反対の声があがっていた。そのひとりである佐野元春は、自身のFacebookでこう綴っている。
〈政府は言う
普通の人には関係ない
しかし判断するのは権力を持つ者、警察だ
ダメと言われたらそれでアウト
戦前の治安維持法と似ている〉