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百条委員会決定で追い込まれる石原慎太郎! しかし豪遊、公私混同…数多の疑惑をスルーし慎太郎を増長させたメディアの責任は…

 叩いていい人間であれば叩き、力をもつ人間であれば一切批判はしない──。石原への批判は当然のことだが、しかし、この報道姿勢の歪さこそが、都知事時代の石原の都政私物化を許し、前述したように橋下徹の大阪における圧政を許したのだ。

 それはいまも現在進行形だ。舛添の問題を俎上に載せたにもかかわらず、一方でワイドショーは稲田防衛相をはじめとする安倍政権から噴出した白紙領収書問題にはまったく斬り込むことなくやり過ごした。現在、国会でも追及されている“愛国小学校”への国有地激安売却問題も同じで、何らかのかたちで総理が関与しているのではないかという疑惑までもち上がっているのに、在京ワイドショーは沈黙を貫いている。

 そのカラクリは簡単で、「強い者」は叩かない。それだけだ。石原にメスを入れるのは結構だが、その一貫性のなさをメディアが維持する限り、同じような問題は何度も繰り返されるだろう。
(編集部)


最終更新:2017.11.20 04:12

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