やたら自分がイケメンじゃないことにこだわる星野源の守護霊。いったいこのズレた感じってなんだろう、と不思議がっているうちに、思い出したのが、『逃げ恥』ブームで「星野源」の名をはじめて知ったオヤジ系メディアの論調だ。昨年11月に「星野源「非イケメン」なのに絶大な人気の理由」という記事を配信したウェブサイト「東洋経済オンライン」はじめ、オヤジ系メディアはやたら、このイケメンじゃない問題にこだわっているのだ。もしかして、この守護霊インタビューも、現在60歳の大川隆法先生の価値観がまんま出てしまったんじゃ……。
とまあ、とにかくいたるところでツッコミどころ満載の『俳優・星野源守護霊メッセージ』。守護霊を下ろしているんだから普通はこんな間違い(しかもきわめて俗世レベルの単純な間違い)なんてしないはず、という追及はいまさらなのでもう言わないが、せめて もうちょっと下調べしてから語ってほしい。これじゃ、本気のファンはもちろん、にわかファンだって間違いに気づいてしまうだろう。
というか、そもそも、こんなテキトーな、明らかに事実に反した話を本人に無断で、「守護霊インタビュー」と称して出版していいんだろうか。幸福の科学は自分たちの批判に対してしばしば名誉毀損訴訟を起こしているが、こういう本こそ名誉毀損ものだと思うのだが……(まあ書かれた人もみんな怖がって訴えないだろうけど)。
そう考えると、清水富美加には最終決断をする前に、もう一回、この守護霊インタビューをぜひきちんと読んでみて再考してほしい。
(編集部)
最終更新:2017.11.16 04:50