『ミヤネ屋』だけでなく、どのワイドショーでも似たようなものだ。そして「なぜASKAは尿検査のときにお茶を入れたのか?」という話題に論点をすり替え、本当に検証すべき問題をうやむやにしていく。
ようするに、こういう状況になってもなお、ASKAが「クスリをやる危ない人」というイメージをずっとほのめかし続けているのだ。
ASKAは、自分が置かれた状況の困難をこう訴えている。
「「こいつ嫌なヤツだな」って言葉が心の中に浮かんだ瞬間、その意味や理由は消化されて、いつの間にか印象だけが残るんです。そうなると、もうどんな曲を作ってもその人にたどり着かない。印象というのは本当に怖いです」(「SPA!」17年2月14日・21日号)
「報道に一石を投じた」と語るASKAだが、本当にマスコミは変わるのだろうか。
(新田 樹)
最終更新:2017.11.16 04:30