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参院選直前企画⚫極右候補者ガイド(後編)

自民党は日本会議、神道政治連盟だらけ…参院選「ウヨミシュラン」候補者は星2つ、1つでもこんなに危険!

■九州、沖縄ブロック

☆☆ 松下新平(自民党/宮崎)
 総務副大臣。日本会議、神道議連所属。米紙「慰安婦」否定意見広告に賛同。さらにしんぶん赤旗によれば、08年、“南京大虐殺はなかった”と主張して戦争を美化する映画『南京の真実』の「製作委員会賛同者」リストに、石原慎太郎氏、西村眞悟氏らとともに名前が連ねられていたという。ちなみに、山谷えり子氏と片山さつき氏らとともに靖国神社を参拝している。

☆☆ 島尻安伊子(自民党/沖縄)
 沖縄・北方担当相。日本会議所属。普天間に関しては10年参院選で「沖縄県外移設」を公約に掲げて再選したが、13年には公約破棄し辺野古移設容認へ転じた。市民の新基地反対運動に対して「責任のない市民運動。私たちは政治として対峙する」と発言するなど沖縄差別が顕著。評論家の佐藤優氏は島尻氏を〈存在すること自体、日本の恥だ〉〈「アサヒ芸能」15年2月27日号〉、〈吐き気をもよおすような下品な政治屋だ〉(同3月6日号)と猛批判しているが、その通りだろう。


■比例ブロック

☆☆ 青山繁晴(自民党/比例)
 安倍首相から直接電話で出馬を口説かれたという青山氏。本サイトは先日の記事(https://lite-ra.com/2016/06/post-2377.html)で“国際派”のはずの青山氏が「(タックスヘイブンは)英語では『税金天国』」という間違った説明をしていたことを指摘した。すると、ネトウヨのみなさんは「また嘘吐きリテラか!」「リテラは相変わらずの馬鹿で嘘つき」と猛反発、“捏造記事”呼ばわりされたわけだが、しかし、青山氏の発言は誰でも放送を確認できる事実だ。ようするにネトウヨたちは青山氏に陶酔するあまり“妄想帝国の臣民”になってしまっているのだろう。その意味では、青山氏は極右評論家というよりも、もはやある種のカルトの域に達しているのかもしれない。

☆☆ 片山虎之助(おおさか維新/比例)
 御歳80歳のおおさか維新の会共同代表。熊本大地震に際し「大変タイミングのいい地震だ」と発言して大顰蹙を買ったことは記憶に新しい。そんな片山氏は今から20年ほど前から、国会質問で「歴史教科書にある従軍慰安婦という言葉を止めていただきたい」と政府に削除を求めていた歴史修正主義者である。そして繰り返すが、今回の参院選の結果で一番に注目すべきは、自民公明の与党に、おおさか維新、日本のこころを加えた「改憲4党」の総議席数だ。有権者はその一票が何を意味するか、よく考えなくてはならない。

☆☆ 三宅博(おおさか維新の会/比例)
 前回衆院選で次世代の党から出馬したが落選。極右市民団体「頑張れ日本!全国行動委員会」の大阪支部代表。三宅氏は“「ヘイトスピーチ解消法」の悪用を許すな!”と訴えているが、「頑張れ日本!」と言えば「少数派を多数派と同じ扱いをすることが平等ですか」「LGBTが社会を乱している」などとLGBTへのヘイトデモを主催している団体。ようするに目的は“ヘイトスピーチの容認・推奨”だろう。騙されてはいけない。

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