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津川雅彦だけじゃない、「保育園落ちた」ブロガーに安倍応援団が次々卑劣な攻撃! 内調のデマリーク、ネトウヨも

『そこまで言って委員会NP』での暴言が問題になっている津川雅彦(グランパパプロダクションHPより)


「ブログ書いた人間が死ね!」

 先週、『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)で、俳優・津川雅彦が「保育園落ちた」ブログをめぐり暴言を吐いたことが大きな問題になっている。番組自体をBPOに告発すべき、国会でも追及すべきという声もあがっており、読売テレビ内でも「今回はさすがにまずい」という空気が流れ始めたという。

 しかも、本サイトでも指摘したように、これはたんにトチ狂ったネトウヨジジイが暴走しただけの話ではない。津川はもともと「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」発起人のひとりで、最近も安倍首相から直轄の「日本の美」総合プロジェクト懇談会座長に指名されるなど、安倍首相の盟友とも言える人物。また、発言の舞台となった『そこまで言って委員会』も安倍首相が何度も出演している露骨な安倍応援番組で、実際、この日は津川以外にも、司会の辛坊治郎、コメンテーターの中田宏、金美齢、竹田恒泰などがブログやデモ、国会で保育園問題を取り上げた民主党をひたすら攻撃していた。

 番組に津川を呼んだのは、同番組の制作会社・AZITOの代表、井関猛親氏だという。井関氏といえば、百田尚樹の『殉愛』騒動でさくら夫人の代理人的な動きを見せ、やしきたかじんが遺産を寄付することにしていた団体に、さくら夫人や百田とともに寄付放棄を迫ったことなどでも知られているが、安倍首相を初めて番組に呼び、安保法制の国会審議中の出演を仕掛けるなど、安倍首相と太いパイプをもっていることでも知られている。

「いつもの安倍応援団に加えて、津川さんを呼び、保育所問題で窮地に立った安倍政権を番組ぐるみで擁護しようとしたということでしょう。でも、津川さんがつい本音をしゃべってしまい、逆に安倍政権の足を引っ張る結果となった(笑)」(在阪テレビ局関係者)

 実際、津川の発言は安倍政権の本音と言っていいだろう。安倍首相の国会答弁を見てもわかるように、官邸は当初、待機児童問題にまともに取り合う気などさらさらなく、むしろ、姑息な情報操作で批判封じ込めを画策していた。実際、官邸からその「保育園落ちた」ブログへのカウンター情報が新聞・週刊誌に流されていたのだ。

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