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黒人差別の丸山議員が「民主主義は戦勝国の論理」とトンデモ発言…自民党に蔓延する「国民主権廃止」思想

 しかも、この陰謀論をふきこんだのは、あの長谷川三千子・埼玉大学名誉教授だ。長谷川氏といえば、日本会議代表委員も務める極右論客で、自民党下野時に結成された「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」では代表幹事になるなど安倍首相とも昵懇の仲。安倍政権のタカ派政策の思想的支柱とも呼ばれている人物だ。そんな長谷川氏の“民主主義観”や“人権観”はこのとおりである。

〈現代の民主主義理論は、広く「国家」のうちに錯乱を持ち込んだだけでなく、家族の内側にまで入り込んで、そこに「権力者に対する闘争」のドグマを植えつけようとしている〉
〈いまわれわれが「人権」という名で呼んでいるものは、すべて丸ごと無効である〉(『民主主義とは何なのか』文藝春秋)

 その凄まじさに腰を抜かしそうになるが、しかも、長谷川氏は、なんと日本国憲法の第1条で規定されている「国民主権」までも否定したいらしい。さすがにそこまでは……と思うだろうが、いや、実際にそう明言しているのだ。

 12年5月、長谷川氏はWeb放送サイト「AJERcast」で、ネット右翼からも人気の憲政史研究者・倉山満氏と対談しているのだが、そこで「本当は怖い国民主権」なるお題目のもと、こんなことを語っている。

「(フランス革命では)なんで王様の首を切らなきゃいけないのか、という話になったときに、まあ、われわれの常識だったら、王様はこんなに悪いことをいっぱい計画していて、いまここで殺さないと、もうものすごく悪いことをこの先やるから、とか、なんか理由がいりますよね? キチンと理屈が通った話。ところがね、国民主権ってそれがいらないんです。国民がなにかしたいと思ったら、それがもう善である。それで、ゆけー!ってことになる。人を何人殺すのもオーケイ。そういう、なんていうか、いい悪い関係ない。国民がそれを望むか望まないか、それだけが大切っていうのが、国民主権の原理なんです」

 ……いや、もしかしたらポピュリズムのことを言いたいのかしれないが、どう考えてみても極論すぎるだろう。日本は法治国家だし、憲法にも武力行使を許容するような革命権は国民に保障されていない。だが、まだまだこれは序の口だ。問題は対談の最後。倉山氏から「日本国憲法は絶対的に民主主義、国民主権、これを永久に変えてはならないものだ、というふうになっていますけど、これはどうなんでしょうか?」とふられた長谷川氏は、はっきりとこう述べたのだ。

「これはもう、永久に変えなかったりしなかったら大変なことになる。こういうものは永久に廃止すべきだ、という議論をすべきだと」

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