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報道圧力団体「視聴者の会」賛同者はやっぱり安倍応援団と日本会議だらけだった! 憲法改正のための報道統制が狙い

・松井嘉和(大阪国際大学名誉教授・日本語学、思想史)……皇室、神道関係の著書多数。「祖国と青年」に長年寄稿。「「生長の家」創始者・谷口雅春先生を学ぶ会」の講演に呼ばれるほどの人物。

・松浦光修(皇學館大学教授・日本思想史)……「つくる会」元理事。過去に、三重県名張市での日本会議参加者を募るセミナーや、「建国記念の日を祝う千葉県民の集い」などで講演。「『南京大虐殺』の歴史捏造を正す国民会議」呼びかけ人。「朝日新聞を糺す国民会議」代表呼びかけ人。「日本の息吹」にも登場。

・松尾新吾(九州経済連合会名誉会長)……日本会議福岡会長。九州電力元会長、現相談役。「美しい日本の憲法をつくる国民の会」代表発起人。昨年11月には「今こそ憲法改正を!1万人大会」in日本武道館で講演。

・丸山敏秋(一般社団法人倫理研究所理事長)……日本会議代表委員。「親学推進協会」の評議員。「倫理研究所」はもともと「扶桑教ひとのみち教団」(現・PL教団)より分裂した組織。「視聴者の会」小川榮太郎が仕切る手前味噌の番組調査組織とも関係が深い。

・茂木弘道(「史実を世界に発信する会」事務局長)……南京虐殺否定論者。歴史修正主義者。12年には幸福実現党主催の「放射能を怖がるな!~脱原発は集団自殺である」なる講演会に講師として参上。

・森敬惠(ソプラノ歌手・「甦れ日本の心コンサート」主宰)……日本会議の女性部会「日本女性の会」代表委員。「教育再生機構」代表委員。ブラジル日本会議主宰でコンサート開催。日本会議神奈川の定期総会などで歌声を披露。「日本の息吹」の常連。

・山村明義(ジャーナリスト)……「正論」の常連論客。「日本の息吹」にも登場。神道を激賞、GHQが日本を洗脳したが持論。14年の広島県大規模土砂災害や佐世保女子高生殺人などもGHQのせいにする。なお、安倍晋三とは何度も一緒に飯を食う仲。

・吉田好克(宮崎大学准教授・思想史、ヨーロッパ文学)……日本会議百人委員会委員。11年、日本会議が支援する宮崎県宮崎市での建国記念日集会で講演。昨年も日本会議宮崎延岡支部でセミナーの講師。「日本の息吹」にも登場。

(以上、「視聴者の会」の「賛同者一覧」(1月13日現在)より抜粋。敬称略、50音順)

 いかがだっただろうか。やはり、「視聴者の会」の賛同者は安倍応援団ばかり……いや、それどころか、日本を戦前に戻そうとするカルト右派団体・日本会議関係者がやたら目につくことがわかるだろう。

 数えてみたところ、視聴者の会「賛同者」(1月13日現在)61名のうち、日本会議の役員、もしくは日本会議、関連団体、機関誌などに参加・講演・寄稿を行ったことのある人物は32名にものぼった。

 こういう偏りまくった人たちが口を揃えて「公平な放送を!」「ストップ!“テレビの全体主義”」などと叫んでいるのだから、もはや何かの冗談としか思えない。

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