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メリー喜多川氏の恫喝は想像以上の恐怖だった! 文春の元記者が「メリーさんに『殴るぞ!』と脅された」と証言

「文春」記者がメリー氏に呼び出されたケースといえば、例の2015年1月、記者の目の前で飯島氏に「SMAPを連れて出て行ってもらう」とパワハラ解雇通告をした一件が有名だが、それだけではなかったらしい。中村氏は昨年の一件を紹介した上で、こう書いている。

〈筆者もこの出来事の五年前、週刊誌に書いた記事に関してメリー氏に呼び出された。飯島氏と同じ場所で五時間以上取り調べのように詰問され、「殴るぞ!」と恫喝され、決裂して帰ろうとすると「帰るな!」と怒鳴りつけられた。同じ席には、ジャニーズ事務所の弁護士が同席していた。彼らを従え、記事に激しく反論するメリー氏。筆者としては理不尽としか思えない主張の繰り返しだったが、この凄みがジャニーズ事務所を芸能界のトップに押し上げた原動力かと、痛感したのだった。〉

 中村氏が呼び出されたのはおそらく、11年、「週刊文春」が2週にわたって掲載した「日米徹底取材 『アイドル帝国』を築いた男ジャニー喜多川社長の『ルーツ』を追う!」(11年1月6日号)をめぐってのことらしい。

 タイトルが示すように、この記事は、アメリカにまで取材に出かけ、ジャニー喜多川社長とメリー喜多川副社長の過去を検証した企画。戦後、ふたりがフィクサーの元に身を寄せ、ジャニーズ事務所を立ち上げて成功するまでを暴露している。

 メリー氏はこの記事で自分とジャニー氏の過去を暴かれたことに激昂し、「担当者を事務所によこせ」と要求! デスクと記者の中村氏が乃木坂のジャニーズ事務所に赴いたところ、5時間にわたって延々、凄まじい勢いで罵声を浴びせられたということらしい。

 しかし、5年前とはいえ、メリー氏は85歳。そんな高齢の女性が、百戦錬磨の週刊誌記者に向かって「殴るぞ」と凄むというのは信じがたい話ではないか。しかも、これはけっして笑い話ですむようなレベルではないらしい。

 実は、メリー氏が週刊誌の編集部に呼び出しをかけたことはこれまで、何度もあった。「文春」でも、中村氏が証言した5年前、飯島氏の公開説教をやった昨年以外に、2度ほど呼び出されているという。また、講談社や小学館、新潮社でも同じように、乃木坂の事務所に召喚され、メリー氏に罵倒された記者は何人もいるという。

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