そのうえで、「文春」はジャニーズをよく知る芸能関係者のコメントとして、こんな予測を書いている。
「メリーさんは、怒りのはけ口を東山に向けるでしょう。ジャニーズ帝国の出世レースをマッチと競っているといわれる東山ですが、今後立場がなくなり、冷や飯を食わされるかもしれません」
冷や飯というほどではなかったが、これによって、東山とマッチ、近藤真彦の扱いに変化が生じたのは事実だった。
まず、特筆しなければならないのは、森光子の葬儀でジャニーズ代表として弔辞を読んだのが近藤だったという事実だ。芸能関係者の間では、森が“永遠の恋人”というほど可愛がっていた東山が当然、弔辞を読むだろうと思われていたが、外されたのである。
それだけではなかった。東山は一時、ジュリー氏との結婚を取りざたされ、ジャニーズ事務所の後継者と目されるほど存在感を高めており、国分太一とaikoとの交際宣言会見に同席するなど、ジャニーズ代表として振る舞うことも多かった。が、この森光子の葬儀を境に、近藤が前面に出るようになり、東山は完全に二番手という扱いになっていった。
「たしかに、森光子さんの一件で東山はメリーさんから激しい叱責を受けたと聞いています。もうひとつは、東山がその少し前に結婚してしまったことも大きかったともいわれていますが、このへんから、扱いが大きく変わったのは事実ですね。それまで、まともに芸能活動をしていない近藤が代表として前面に出るなんてことはほとんどなかったんですが、メリーさんはこの頃からなんでもかんでも近藤になって、逆に東山のことは放置に近い感じになった。実際、去年、近藤のデビュー35周年ということで、テレビ各局に出演のゴリ押しが展開されたのは有名な話ですが、実は少年隊もデビュー30周年だったんですよ。ところが一切何もやらなかった」(スポーツ紙ベテラン記者)
その後も、スタッフやタレントへの唐突なヒステリーと理不尽な仕打ちはどんどん増えていった。メリー氏の怒りを買い、外されたスタッフはかなりの数にのぼるという。タレントも、元KAT-TUNの赤西仁は黒木メイサと入籍したことでメリー氏の怒りを買い、決まっていた連続ドラマの主演を降板させられ、ライブツアーも中止、そのキャンセル料まで自己負担させられた。