小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

つんく♂が秋元康を批判? 秋元から「教え子との結婚」自慢されるも「僕はメンバー差別はしない」と…

 周知の通り、秋元康は88年におニャン子クラブのメンバーだった高井麻巳子と結婚している。秋元康の考えでいけば、この結婚も「プロデュース」の一環となるわけだが、本稿冒頭に引用したつんく♂の発言は、秋元康のアドバイスとは180度真逆のものである。

 そして、秋元康の考え方は今でもあまり変わっていないようだ。実は、AKB48グループのファンの間では、秋元康がお気に入りのメンバーに対してだけ特別扱いをすることがたびたび批判の対象となっている。

 たとえば、昨年の話に限っただけでも、1月には松井珠理奈を深夜に焼き肉に連れて行き、さらに3月には彼女の18歳の誕生日を高級料理店で祝っている。また、島崎遥香や宮脇咲良とは一緒に演劇を観に行き、そのたびにファンからは「デート」との揶揄の声があがった。また、今年の三が日には、前田敦子、指原莉乃を引き連れて屋台でご飯を食べる模様をSNSに投稿している。

 こういったお気に入りメンバーのなかでも、とりわけ指原に関しては特別で、昨年7月に放送された『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)では、ライブの待機時間に指原が秋元の楽屋で仮眠をとる様子が映し出され、「枕営業」との疑惑の声すらあがった。

 前述の通り、つんく♂はこれとは真逆の仕事のやり方を貫き通してきた。彼はこれまでも自らのプロデュース術として「差別はしないけどえこひいきはする」とも発言したことがある。ここで指す「差別」とは、特別に一人だけご飯に誘ったりレッスンをつけたりすることであり、「えこひいき」は「ここの曲はこうやって歌おうと思ってるんですけどどうですか?」と提案してくるなどモチベーションの高い人を積極的に起用するということを指している。

 つんく♂のこの考えに照らし合わせていくと、秋元康はまさに「えこひいき」ではなく、「差別」を行っているということになる。

 秋元康が実際に、AKBメンバーの誰かと性的関係をもっているかどうかは不明だが、少なくとも自分が気に入っている特定メンバーのみを優遇する、つんく♂が言うところの「差別」を行っているのは間違いない。職業倫理という点からいえば、秋元康のやり方よりも、つんく♂のほうがはるかに真っ当であることは疑いようがない事実である。
(新田 樹)

最終更新:2016.01.20 11:04

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。