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橋下徹に最後まで転がされ、尻尾をふり続けた大阪の新聞とテレビ局…退任会見の醜態をあらためて振り返る!

 たとえポーズでも、建前であっても、権力監視の責務を負う記者が発する言葉とはとても思えない。なんのためらいも臆面もなく、こんな“お願い”を口にできてしまうところが、橋下氏と彼におもねる在阪記者たちが作り上げてきた身内感覚の「空気」なのであろう。これに気を良くしたのか、橋下氏はいつもように「メディアの役割は権力チェック」と、もっともらしい説教を滔々と述べ始めた。

 こうして在阪メディアとべったり馴れ合う一方、自分に批判的な者に対しては、名前こそ出さないものの、徹底的に非難を浴びせている。一人は元読売新聞記者で、在阪局などでコメンテーターを務める大谷昭宏氏である。

 大谷氏は、16日付の中日新聞で、

「橋下さんの出現で、大阪は無駄な八年を過ごした。この間、どれだけの企業が出て行ったのか。結果的にリニアも名古屋まで。完全に大阪を一地方都市にしてしまった。大阪都構想は、府市の二重行政の一本化による行政システムの効率化。これによって、税収が大きく増えたり、産業構造が変わったり、商店街が活気づいたりするのとは、全く違う。大阪の地盤沈下は解決しない」

 と述べていた。以前から大谷氏を標的にしていた橋下氏はこれをとらえ、「あんたのコメンテーター期間の方が無駄だろって言うんですよ。こんな失礼な話はない」と反駁し、「そういうことを平気で言うコメンテーターを使い続けるメディアには腹が立つ」と、大谷氏を起用するテレビ局を牽制してみせた。

 さらに、その場にいたフリーのジャーナリストへも矛先を向ける。

「今日も取材に来てますけど、ある雑誌かなんかのジャーナリストが『橋下はテレビを重視して、紙メディアを重視してない』と言うんですけど、とんでもないですよ。有権者にメッセージを届けるわけですから、力のあるメディアに応じないと意味ないじゃないですか。そんなもん、フリーのジャーナリストかなんか知りませんけど、ちょこちょこっと書いた雑誌が、誰に読まれてるかわからないようなね、そんな記事しか書けないような人の取材に1時間も2時間も取られるぐらいだったら、五大紙なりなんなりにきちっと応じてきたつもりですけどね。
 記者だからといって、市長や知事に申し込めば必ず取材に応じてもらえるなんて、それはちょっとおごりすぎだと思いますけどね。そりゃやっぱり朝日新聞の取材に応じるのと、フリーのジャーナリストに応じるのとは全然違うわけですから」

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