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X JAPAN紅白出場の一方でTAIJIの死は疑惑が残ったまま…妻が告発するマネージャーの不審行動とは

 生前、TAIJIの内縁の妻として生活を共にしてきた赤塚友美さんが『TAIJI 沢田泰司』(宝島社)という本で彼の死の謎を明かした。そこに書かれていたのは、悪徳マネージャーとの確執、そして、そのマネージャーの奇怪な行動。さらには、サイパンの拘置所や病院の信じがたいほどに杜撰な体制であった。

 出版当時、驚きをもってむかえられたこれらの新事実。ここに当サイトで本書を取り上げた記事を再録するので、X JAPANの再出発の一方で、置き去りにされた、TAIJIの死について、もう一度考えてみてほしい。
(編集部)

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 先日行なわれた記者会見にて、2015年12月から20年ぶりとなる日本ツアーの開催、および、16年3月11日に『DAHLIA』以来これまた20年ぶりとなるニューアルバムの発売がアナウンスされ、にわかに注目度を増しているX JAPAN。

 活動が不定期な大御所バンドの新たな展開にファンの心も高鳴るばかりだが、その一方、ファンの心につっかえていることがある。

 11年7月にサイパンで謎の死を遂げた、元X JAPANのベーシスト、TAIJIのことだ。

 彼の死因については当時、“自殺”という報道がなされていたのだが、その死には謎があまりにも多く、いまでも“他殺説”が絶えない。

 TAIJIの内縁の妻であった赤塚友美さんが7月に出版した『TAIJI 沢田泰司』(宝島社)では、彼女自らTAIJIの死について調べた結果得られた疑念が記されており、話題となっている。

『TAIJI 沢田泰司』の話をする前に、まず、TAIJIの死について、テレビやスポーツ新聞などで既報の情報から簡単に整理しておこう。

 11年7月11日、仕事のためTAIJIはマネージャーらとともにサイパンへ出発。その機内で暴行事件を起こし、着陸したサイパン国際空港で地元当局に逮捕。そして、拘留尋問を控えていた14日夜に拘置所内で首吊り自殺を図る。その後、地元医療機関の集中治療室で治療を受けるも、17日、帰らぬ人となった。

 以上が彼の死に関しての概要であるが、まず、TAIJIは、なぜサイパンへと向かったのだろうか? そして、なぜ、機内で暴行など働いたのだろうか? そこには、当時TAIJIのマネージャーを務めていた女性と深く関わりがある。

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