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太田光が「年始にNHKで政治ネタやる」宣言! フジの安保漫才で噛んだリベンジ? 腰砕けを不安視する声も

 本サイトではすでに論じているが、今回の安保法制は9条の解釈改憲であり、9条は死文化されてしまった。だからこそ反対デモでは「立憲主義の否定だ」と叫びつづけ、制服向上委員会はその危機感をパフォーマンスを通して訴えていたのではないか。それをよりにもよって護憲派が「憲法改正はうんと遠のいた」などと言うのは荒唐無稽もいいところだ。

 こんな杜撰な時勢の捉え方で、いまさら爆笑問題が政治ネタなどをやれるのか。当然、そんな不安も頭をもたげるが、じつは爆笑問題は9月26日に放送された『ENGEIグランドスラム』(フジテレビ)で安保法制を取り上げた漫才を披露、安倍首相や、太田がその運動に懐疑的だったSEALDsをネタにしている。

 この放送で大トリを務めた爆笑問題は、「最近のニュースでいちばん大きいのは、なんたって安保法案ですよ! 国会前のデモ、見ました?」「すっごいパワーね」「とくにあのSEALDsっていう、学生の集団の人たちがね」と言い、SEALDsのデモにおけるラップ調のコールを紹介した。その後の掛け合いはこんな感じだ。

太田「『集団的自衛権なんかいらない!』みたいな。そいで強行採決しそうになったら『ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん!』」
田中「ラッスンゴレライなんかやるわけねえだろ!」(中略)
田中「でも偉いよ。10代の子たちがね、『戦争法案反対』とかね『未来を守れ』とか言ってるわけですよ」
太田「未来を守れー!って言って、家帰ってSEKAI NO OWARIを聴いてる」
田中「関係ねえよ! それはいいだろ! アーティストの名前なんだから!」

 そして、話題は安倍首相に移る。

田中「でもね、安倍総理をこういう世間のムードを察知したのかね、夏あたりやたらテレビに出て、国民の理解を得ようとしてね、あのフリップとかで、たとえ話とかでわかりやすく説明しようとしていたんだけど、余計わかりづらくなっちゃったんだよね」
太田「まず滑舌が悪い」
田中「それはいいだろ別に!」(中略)
田中「安倍さんにとっては安保法案っていうのは悲願なんですから」
太田「そうですよ。政治家としてのプライドとか心情をすべて賭けてるっていうのは演説にも出てましたね。『私には国民の命を守る義務がある!』ってね」

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