上・笑福亭鶴瓶公式サイト「つるべ.net」/下・SHELLY OFFICIAL WEBSITE
野党の抵抗により審議がずれこんでいるが、それでも、数に物を言わせた政府与党による可決の時が刻一刻と迫っている安保法案。本サイトはこれまで、安倍晋三首相が強行する“戦争ができる国づくり”に反対の声をあげた、タレント、作家、俳優、映画人、ミュージシャンたちを多数紹介してきた。
ここ数年、いや数十年のあいだ、彼らが生きるエンタテインメントの世界には、ある“不文律”が存在していた。それは、テレビなどマスメディアのなかでは“政治的発言”を控えなければならない、というものだ。とりわけ第二次安倍政権発足以降、ときの権力者を公然と批判することは、彼らにとって“タブー”と言っていい状況だった。
しかし、気がつけばこの夏、日本が戦後70年ものあいだ守ってきた、平和主義、民主主義が、目の前で破壊されそうになっていた。彼らは呼応した。そして、沈黙を破り、あらゆるチャンネルを使って、安保法案反対、反戦、憲法9条への思いを発信し始めたのだ。
黙れと言われても、無視されても、どんな誹謗中傷を受けたって、戦争法案に「NO!」と言わずにはいられない──。その気持ちは、きっと、この瞬間も、多くの人が共有しているものだろう。
法案が強行採決されてしまうか否かという今だからこそ、以下に再録する。もう一度彼らの声を聞いて、考えてみてほしい。
わたしたちはここで諦めてしまっていいのか、と。
(編集部)
【以下、五十音順】
●愛川欽也(役者)
「安倍さんに殺される!」愛川欽也が受けた圧力、そして最後まで訴えた反戦への思い