門議員とは何の関係もないと強弁する中川議員に記者が「なんの関係もない男女は路上でキスなどしない」と迫ると、中川議員はあろうことか、「そうですか? チューしましょうか?」といって記者の首に両手をまわし、覆い被さってきたのだという。しかも2人の秘書官の目の前で。
なんとも大胆な取材撃退のやり方。しかも中川議員は翌週、ライバル誌「週刊文春」(文藝春秋)7月23日号の直撃に答え「週刊新潮」批判を展開した。
それによれば直撃当日、「週刊新潮」記者は自宅物陰に隠れていた上、突然現れ名前も名乗らず名刺もくれない。さらに大声でワケの分からない質問をされ恐怖さえ感じたという。そして記者を「ストーカーまがい、セクハラまがい、暴漢まがい」と罵った。
都合の悪い質問をする記者を「ストーカー」呼ばわりするとは、さすが“言論弾圧”自民党の一員といったところだが、質問が“ナマ脚”写真に及ぶと意外な事実を叫んだのだ。
「私、ストッキング穿いてますし!」
え、反論点はそこ? 写真を見ても真偽のほどは判然としないが、中川議員は続けて摩訶不思議な主張を展開した。
「記者が肉薄してきたので、これは正当防衛ですよ。九日朝、世田谷署の生活安全課に行ったところ、署をあげて対処してくれると」
え、首に手をまわして覆い被さったのは中川議員の方では? しかも正当防衛って何? こんなワケの分からないことで、権力を傘に警察まで動かしてしまう中川議員。フジテレビで警視庁記者クラブにもいたという辣腕報道記者の長女は、母親に正当防衛は何か、暴漢とは何かをレクチャーして差し上げたらいかがか。ついでに言論とは何か、政治家とは公人中の公人であるということも。
(林グンマ)
最終更新:2015.07.24 06:54