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在特会公式チャンネル閉鎖をスクープしたリテラ記事にも「的外れ」と…

ニコ動“在特会切り”でドワンゴ川上量生が「しばき隊のせい」「総会屋」と八つ当たり

 つまり、しばき隊がいたから在特会チャンネルを閉鎖できなかったってこと? しばき隊は在特会を批判している側なのに? いったいどういうことなのだろう。ちょっと意味がわからないので、川上氏のいうところの「しばき隊界隈」であると思われる反レイシスト行動集団C.R.A.C.にあててみた。

「理解できないですね。たしかに、C.R.A.C.はツイッター上で川上氏と『差別を放置し、容認するのか』という点で議論したことがあります。でもそれは『ニコ動』が在特会公式チャンネルを設置する前。しかも、それ以前の2013年から『ニコ動』のコンテンツ全般にたいして、差別を扇動する内容をドワンゴの規約に従ってなんとかしろと、男組をはじめ反レイシズムのカウンターの人たちが抗議してきた。ここがポイントで、つまり在特会公式チャンネル云々という以前の話なんです。だから『公式チャンネル』のせいで抗議が起こり、角川と合併したドワンゴが対応した、ということにはなりません。それを『しばき隊がいなければもっと早く閉鎖された』などというのは意味がわからない。池乃めだか的なアレでしょう」(C.R.A.C. 野間易通)

 池乃めだか的かどうかはともかく(笑)、川上氏の発言はどうやら無根拠な八つ当たり、責任転嫁と考えていいだろう。

 しかも、川上氏は22日の朝になって、さらなる八つ当たり発言をしている。クリエイターにはマーケティングが必要だという話から、なぜかいきなり〈そういえば世の中になにを伝えたい、伝えようとしているとかということで考えると、しばき隊界隈の連中の最悪さがよく分かる〉と、しばき隊のことをもちだし、こうツイートしたのだ。

〈彼らの一生懸命に世の中に発信しているメッセージで意味のある部分を解釈するとこうなる。「おれたち面倒くさいよ」。まあ、やくざとか総会屋とかと同じ。〉

「やくざや総会屋と同じ」って、「名誉毀損」しているのは川上氏のほうだと思うが、しかし、そもそも川上氏が何を言い募ろうと、今回の問題はドワンゴが招いたものであることはまぎれもない事実だ。

 在特会前会長の桜井誠氏は、閉鎖を発表した日の夜、「ニコニコ生放送」でこんな発言をしている。

「私が会長だったとき、ですけど、去年ですけど。ニコニコのね、生放送の、ドワンゴのほうから『チャンネルつくってみませんか。おねがいします』って言って頭下げてきたんですよ。だからねえ、なんで急に閉鎖になってるのかわかんないんですけどねえ」

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