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赤とんぼ博士の事件めぐり…『Mr.サンデー』で木村太郎が学歴差別発言、宮根も同調

フジテレビ『Mr.サンデー』番組サイトより


 福井県勝山市で大学院生の菅原みわさん(25)が殺害された事件は大きな波紋を呼んでいる。それは逮捕された前園泰徳容疑者(42)が福井大学院の特命准教授であり、菅原さんがその教え子だったからだ。

“赤とんぼ博士”と呼ばれ地元では有名だったという前園容疑者は、2年前まで千葉県の東邦大学で非常勤講師を務めており、その際に研究チームに参加したのが殺された菅原さんだった。菅原さんは同大の大学院に進んだが、福井大で教鞭を取る前園容疑者についていく形で勝山市に移り前園容疑者をサポートしていたという。

 しかしこの事件に関し、トンデモない差別的発言が飛び出した。それが3月15日に放映された『Mr.サンデー』(司会・宮根誠司/フジテレビ系)に出演している木村太郎だ。

 番組ではこの事件を取り上げ、前園容疑者と菅原さんの関係を「菅原さんはFacebookで前園容疑者のことを「魔王様」と呼んでいた」「よくケンカをしていたっていうのは聞いていました」(菅原さんの幼なじみ)などの証言を報道している。

 その後、司会の宮根が「木村さん、まだ動機ははっきりしていないんですけれども、どう思われます?」と木村太郎にコメントを求めると、こんな仰天コメントが木村の口から放たれたのだ。

「一般論としてですよ、高学歴のほうが犯罪が少ない」

 一体、何を言いたいのか。木村はさらにこう続ける。

「これはよく言われているが、統計もあるんですよ。殺人事件の場合、だいたい高学歴のほうが低学歴より5分の1ほど少ない。ということは教育が犯罪の抑止力になっているということなんです。もしこの人が犯人だとするとですよ、なんか教育が足りないものがあった。そういうことじゃないですか。これだけの高学歴でね、著書もある人がこういうことをすると…」

 このコメントを受けて宮根は「いろいろ原因は考えられる」とした上で、「これだけの高学歴の人なのに、事故を起こして病院に連れて行くという非常にわかりやすい嘘をついている。短絡的なところがあるんですよね」と木村の発言をさらに強調するよう相乗りしたのだ。

 高学歴の容疑者が犯罪を犯すのはレアケース。その逆に低学歴者は犯罪者が多い。これは事件とは全く関係のない、学歴に対する差別ではないのか。

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