それどころか、百田、さくら夫人の嘘に嘘を塗り重ねるような言い分を週刊誌が垂れ流せば、ネットの住民たちが大激怒して、週刊誌vsネットの全面戦争に突入する可能性が高い。これまでの2ちゃんねるの“鬼女”たちの調査能力を考えれば、次々と記事の矛盾や嘘が暴き出されることになるのは目に見えている。そして、週刊誌がいかに自分たちの利益誘導のために記事をつくっているかが知れ渡り、週刊誌の信用はどんどん失墜していく。
オーバーではなく、百田『殉愛』問題は週刊誌というメディアの「終わりの始まり」になるかもしれないのだ。
ただひとつだけ、百田やさくら夫人、彼らを擁護する週刊誌にとって好材料がある。それは冒頭で紹介したように「週刊朝日」が娘側について『殉愛』批判に参戦したことだ。朝日がいつもの感じで、腰が引けたまま中途半端な取材で中途半端な記事を載せれば、百田や週刊誌側にまたまた「朝日の捏造」とかいう攻撃材料を与えてしまう可能性は否定できない。
「週刊朝日」はネットの足を引っ張らないようくれぐれも注意していただきたいものである。
(田部祥太)
【リテラが追う!百田尚樹『殉愛』騒動シリーズはこちらから→(リンク)】
最終更新:2014.12.17 07:16