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衆院選特別企画

「女に参政権与えたのが失敗」差別発言連発!衆院選候補者“女性の敵”ランキング

テレビ局に圧力も! 夜間、休日保育を阻止するのが保守の使命と言い張る勘違い男
★5位 萩生田光一(自民党/東京24区)

 総裁特別補佐を務め、先日、民放テレビ局に選挙中の報道に“圧力”をかけた張本人でもある萩生田氏。「週刊ポスト」(小学館)の選挙予測では厳しい結果が出ているが、こちらも下村氏同様、伝統的な子育てを推奨する“女性縛り付け”タイプの考え方をもっている。しかも、それを隠そうとする気配すらないのでタチが悪い。

 たとえば、今年8月に読売新聞のインタビューで、「首相が「夜間、休日の保育園の充実」といった翌日に、われわれは「保守政党たる自民党が夜間や休日の保育園を充実することが、本当に子育て世代の応援か」と首相に苦言を呈しましたよ。首相は建設的な意見にはきちんと耳を傾ける方ですからね」とドヤ感たっぷりに発言。子育てと仕事を両立する女性たちが、いかに残業と休日出勤という大きな壁で苦しんでいるかは、想像すればかんたんにわかること。その救済策さえこうしてひねり潰そうとしているのだ。それでよく「女性の活用」などと言ったものである。

 さらに、極右団体・日本会議に寄せたメッセージでは〈「行き過ぎたジェンダーフリー教育、過激な性教育」対策では日本会議の識者の先生方の後押しもいただき、党内でも問題を喚起し、ジェンダーの暴走をくい止め、正しい男女共同参画社会へと路線を変更する事ができました〉と、これまた誇らしげに報告。そして、萩生田氏のような活動の結果、正しい性教育を受けられず、知識がないために望まない妊娠と性病を患う少女が増えているのが現状である。その功罪は大きい。


“正妻の子と愛人の子を同じ扱いにしていいのか”…婚外子差別の元凶
★6位 西川京子(自民党/九州ブロック比例代表候補)

 過去には文部科学副大臣を務めた西川氏。いわゆるジェンダーフリーバッシングの一味だが、なかでも目を疑う発言を行っているのは、婚外子相続差別撤廃の民法改正について。「週刊金曜日」13年12月13日号によれば、西川氏は〈法務部会に乗り込み「日本の結婚制度の意味がなくなる」と猛反対〉。西川氏が出席した自民党の勉強会では「正妻の子と愛人の子を同じ扱いにしていいのか」という声が挙がったという(「共同通信」13年10月24日)。

 こんな差別的な言葉が政治の場で飛び交っていること自体がどうかしていると思うが、西川氏の底が知れるのは、民法改正採決の場での態度だ。内閣の一員なのに本会議での採決で起立しなかったことを野党に追及されると、「決して反対するものではない。賛成した。いろいろなことを考えていて立つのを失念したということ」と言ってのけたのだ。この二枚舌、いかにも政治家らしい。


介護は女の仕事!?「女性の活用」謳う維新の党の本心を暴露する女性局長
★7位 三木圭恵(維新の党/兵庫5区) 

 日本維新の会時代は女性局長を務めた三木氏。今年5月に『たかじんのそこまで言って委員会』(読売テレビ系)に出演した際には、「安倍首相が”女性の活用”って言ってますが、あの言葉が、女性をすごいモノみたいに扱ってるようにしてて私は嫌なんです」とツッコんだものの、「維新の会も政策のひとつに女性の活用を謳っているのに?」とブーメランが返ってくる失態を演じた。だが、それもそのはずで、三木氏自身のHPを見てみると“愛国心や道徳心の育成”“日教組によりズタズタにされた学校教育の再生に向け教育改革を推進”“夫婦別姓は家族の崩壊に油を注ぐ”という文言が並ぶ、たんなる保守。

 実際、女性局長としての挨拶文では〈「女性が生き生きと社会で働き、素晴らしい能力を発揮し、子育てにも介護にも、積極的に笑顔で取り組める」ことを目標〉と、子育てのみならず介護まで女の仕事だと決めつけている。前述の杉田氏同様、女性局長というポジションを与えられるには、男の本心をくすぐるしかないのだろうか……。

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