『ベッキーの心のとびら』(幻冬舎)
先日、一部週刊誌でオードリー・若林正恭との熱愛が報じられたベッキー。しかし、その直後には、ウーマンラッシュアワー村本大輔との密会をフライデーされ、「恋愛しない女」と言われてきたベッキーの周囲が騒がしくなってきた。
ベッキーといえば、有吉弘行に「元気の押し売り」というあだ名が付けられるほど、前向きなキャラとして知られている。
〈「忙しい」という言葉は使わないようにしています。忙しいという漢字は「心」を「亡」くすと書くからです。「忙しい」ではなく「充実」、「疲れた」ではなく「がんばった」口から出る言葉はハッピーな響きの方がいいです〉
自著『ベッキーの心のとびら』(幻冬舎)では、ポジティブキャラを裏付るような、こんな名言がつづられている。
一方、若林は人見知り芸人・女の子苦手芸人としても知られているが、自著『社会人大学人見知り学部 卒業見込』(メディアファクトリー)では、自身の心のうちに潜む「ネガティブモンスター」について言及するほど、自他共に認めるネガティブな性格。また村本は、「後輩の女に手を出した」などといった“クズエピソード”が売りで、Twitterでもファンを相手に暴言を吐いて炎上することも少なくない。ポジティブな性格のベッキーが、なぜネガティブ要素の多い男性に引かれてしまうのだろうか。
言動や思考からパーソナリティを9つにわけ、タイプ別に恋愛傾向を分析した『なぜいつも“似たような人”を好きになるのか』(岡田尊司/青春出版社)を使って、その理由を探ってみよう。
同書の分類にしたがうと、おそらくベッキーは「強迫性パーソナリティタイプ」。
あまりに多忙なスケジュールで倒れそうになった際に、「“30秒、メイクを直すふりをしてください”って言って、直してもらうふりをしながら、目をつぶって30秒だけ立ったまま寝ました」と周囲に迷惑をかけないように乗り切り、「ギャル文字が苦手(略)、“こんにちは”が“こんにちわ”になってたり、“〜じゃん”が“〜ぢゃん”になってたりするのを見ると、なぜか悲しくなるんです(笑)」と常識に厳しく、「20代は国産車って決めていたんです。なんか普通の感覚で言うと20代から外車って、ちょっと“ザ・芸能人”な感じがしません?」(以上、『ベッキー♪♯ ゆめの音色』エム・オン エンタテイメント)と自分の気持ちよりも体面を重んじる。こういった発言が、「真面目で責任感が強くルール違反はゆるせない」という強迫性パーソナリティの特徴に適合するのだ。