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百田尚樹また大ウソ! 前は宮崎駿『風立ちぬ』を絶賛していたのに!

 前述の記事が配信された昨年9月25日、百田はツイッターで、
「悪意に満ちた記事」
「宮崎駿監督が『永遠の0』を批判したという記事がネットに載って、Twitterの中のアンチ百田たちがおおはしゃぎ。リツィートの嵐。そこまで嬉しいか(^-^;)
とエンジョウトオルの記事や、自らの“アンチ”についてはこんなふうにディスっている。

 しかし、宮崎による『永遠の0』批判について

「『永遠の0』はつくづく可哀想な作品と思う。文学好きからはラノベとバカにされ、軍事オタクからはパクリと言われ、右翼からは軍の上層部批判を怒られ、左翼からは戦争賛美と非難され、宮崎駿監督からは捏造となじられ、自虐思想の人たちからは、作者がネトウヨ認定される。まさに全方向から集中砲火。」

と残念な気持ちを吐露しながらも、『風立ちぬ』そのものについては

「しかし、僕は宮崎駿監督の『風立ちぬ』は面白かった。静かな名作だと思う。週刊文春にも、そう書いた。」

とツイート。自作を批判されてもなお、『風立ちぬ』を名作であるとまで評価していたのである。

 国民的監督を敵にまわすのは得策でないと判断したのか、“金持ちケンカせず”的余裕なのか、内心は知らないが、この大人の対応に百田ファンは「自身が批判されても、面白かったと言える百田さん、さすが!」などと持ち上げていたほどだ。

 それがなぜ、1年以上も経ったこのタイミングで、宮崎駿を罵倒したのか。
 その理由は明らかだろう。故やしきたかじんと未亡人の闘病を描いたノンフィクション『殉愛』にまつわる数々の疑惑と批判に、追いつめられ精神的に余裕を失っているのではないか。『殉愛』をめぐる疑惑については本サイトでも指摘してきたので、一読いただきたい。

▽百田尚樹がたかじん未亡人の代弁者になって娘を罵倒! その理由は?
▽二股発覚! たかじん未亡人は人妻だった! 百田尚樹『殉愛』の嘘

 だいたいフィクションであることを明言している『風立ちぬ』に対して「あれウソばっかりなんですね」とは、笑わせる。本サイトでも紹介したが、百田センセイは『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に出演した際、「ノンフィクション書くとき、平気でいっぱいウソ入れてます。ほんまにそのまま書いたら、おもろない」と語っていたではないか。

 人のフィクションに「ウソばっかり」などと難癖つけるまえに、「すべて真実である」と大見得を切った、ご自分の“ノンフィクション”『殉愛』のウソ疑惑について答えたらどうか。的を射た批判に追いつめられ苦しくなると他者を罵倒し始めるのは、お友だちの総理にソックリだ。

 百田センセイ、アンタこそ、大丈夫か。
(編集部)

最終更新:2015.01.19 04:15

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