予算委を開催して医療機関問題を議論すべきなのに「総理はお疲れだから休ませてあげないと」
安倍政権は10兆円という前代未聞の巨額予備費を計上して国会を閉会させた。本来ならば、この医療機関の経営悪化という問題も、国会を開いて継続的に審議されるべき問題だ。いや、現在の感染拡大状況についても、昨日起訴された河井夫妻の選挙買収問題も、予算委員会で集中審議がすぐにおこなわれるべき案件だ。にもかかわらず、安倍自民党の態度は、〈予算委については「総理はお疲れだから休ませてあげないと」(自民の国対関係者)と応じる気配はない〉(朝日新聞9日付)というのだから、開いた口が塞がらない。災害が起こりつづけるなかでも、安倍首相はしっかり毎日私邸へ帰宅しているのに、である。
経営悪化によって医療従事者がボーナスをカットされ、このままでは病床確保も難しくなる懸念まで出てきているというのに、「総理はお疲れだから休ませてあげないと」などと寝言を言う安倍自民党……。こうした山積した問題を安倍首相が無視しつづけているうちに、4月や5月以上の医療崩壊が訪れる危険性はどんどん高まっていっているのである。
(編集部)
最終更新:2020.07.09 01:44