テレ朝・君和田元社長が「越えてはいけない一線を越えようとしている」
実は、早河会長や報道幹部と安倍首相の癒着については、テレ朝の社長経験者からも疑念の声が上がっている。
2005年から2012年まで代表取締役社長、同会長をつとめた君和田正夫氏が、塾長をつとめる「独立メディア塾」のウェブサイトで、今回、早河会長らが安倍首相との会食したことについて、〈「私にとって衝撃的でした。」「この時期に?まさか」というのが正直な気持ちでした。〉〈会食することによって、「首相の腹心のメディア」と世間に認知される恐れを抱かなかったのでしょうか。〉〈メディアが「越えてはいけない一線」を越えようとしている〉と厳しく批判。さらに、報道局長が同席していたことについて〈取材・報道に携わる者は取材先との距離感に敏感でなければなりません。癒着が疑われたら報道内容の信ぴょう性にまで影響します。社内的にもCEOと報道局長が、首相と親しいとなれば、「忖度」する部下が出て来る恐れがあります。そうならないことを願っています。〉と強い危惧を表明したのだ。
また、テレビ朝日では今日29日、株主総会が開かれるが、その席で早河会長や、取締役でもある篠塚報道局長と安倍首相との癒着問題が追及されるのではないかとの噂も流れている。
「5月24日の会食はもちろん、幻冬舎・見城社長を介した官邸との癒着についても爆弾質問が飛び出すのではないかといわれています」(テレビ関係者)
安倍政治のデタラメが次々とあきらかになっているいま、その安倍政権と癒着して報道を歪曲してきた新聞・テレビの幹部連中の責任も厳しく問われる必要がある。
(編集部)
最終更新:2017.12.05 01:49