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橋下が出なければ都知事選最有力? 蓮舫の当選を阻止しようと安倍官邸と内調が金と下半身を徹底調査!

 ただし、昨日、夕刊フジや日刊ゲンダイが蓮舫の過去のスキャンダルを、さっそく記事にしていたが、これは内閣情報調査室とは無関係だという。

「日刊ゲンダイは06年から08年の事務所費問題、夕刊フジは行政刷新担当相時代の11年に『シャブ逮捕歴男』と密会していた過去を報じていたけど、これらは過去の週刊誌や新聞報道を蒸し返しただけ。内調はここ3年間の政治資金とプライベートを今、徹底的に洗っているらしい。マスコミにリークするのももっと後、蓮舫が参院選出馬を取りやめることを発表する直前か、参院選の直後、ぎりぎりの段階でやるでしょう。これまでのパターンだと、政治資金なら読売新聞、下半身ネタなら『週刊新潮』に書かせるんじゃないでしょうか」(前出・全国紙政治部記者)

 相変わらずの謀略手口にうんざりさせられるが、もうひとつ、安倍自民党が都知事選で“保険”として進めている作戦があるという。それは、民進党の長島昭久・東京都連幹事長への相乗り計画だ。

 周知のように長島は民進党内でももっとも保守派の色が濃い議員。改憲にも全面賛成で、安倍政権が集団的自衛権行使容認を打ち出した際も「安倍政権に全面協力すべきだ」と主張したこともある。

「長島は米国のジャパンハンドラーときわめて近く、その米国人脈を通じて安倍首相とつながっているともいわれているからね。官邸としては、最悪、長島をけしかけて都知事選に立候補させ、相乗り。民進党を分裂させるという作戦を考えているようだ」(民進党関係者)

 安倍官邸は、今回の参院選にあわせた衆院解散、ダブル選挙はあきらめたものの、秋に解散をして、総選挙をやるという計画を進めているという。この背景にあるのは、単純に憲法改正の発議に必要な議員を確保するだけでなく、憲法改正を使って民進党に揺さぶりをかけ、保守派とリベラル派を分裂させ、その勢力を削ぐ狙いがあるといわれている。

 つまり、橋下か桜井の擁立が無理なら、都知事選をせめて民進党をがたつかせるための布石にしたいという腹らしい。

 党利党略だけで、国政のみならず都政をも動かそうとする安倍政権。しかし、民進党の現状を考えると、その仕掛けに乗せられてしまいそうな気もしてきて怖いのだが……。
(田部祥太)

最終更新:2017.12.05 09:48

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