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片山さつきがトランプ就任式に出席して大はしゃぎ! ヘイトデマ連発、跋扈する日本の“ミニトランプ”

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片山さつき公式ホームページより


「雇用を、国境を、富を、夢を取り戻す」──聞き覚えのある「取り戻す」というフレーズが連呼された、ドナルド・トランプの大統領就任式。マンハッタンではロバート・デニーロらが呼びかけ人となった反トランプ集会が開かれ、世界中で100万人にもおよぶ大規模なデモがおこなわれるというが、当のトランプは演説で「貿易、税制、移民、外交に関するあらゆる決定は、米国の労働者や家族の利益になるようにする」「国境を守る」と述べるなど、自国優先のために多様性を否定するような、排斥感情が滲み出るものだった。

 このまま世界は不寛容な空気に覆われてしまうのか……そんな不安を多くの人びとが危惧するなか、トランプの就任式に出席して小躍りしていたのは、自民党の片山さつき政調会長代理だ。

 “出たがり”の片山はここぞとばかりに大はしゃぎし、さっそくツイッターで就任式を実況中継。渡米前もトランプのことを「強い大統領だ」などと評価していたが、さもありなん。実際、ネトウヨが信奉する“テキサス親父”ことトニー・マラーノも「彼女なら、トランプ氏とウマが合うだろうな」と書いていたが(夕刊フジ1月5日付)、なにせ片山はトランプばりのヘイターであり、デマ喧伝装置だからだ。

 片山は、いま大きな問題となり注目を集めている自民党憲法改正草案の起草委員であり、自身のツイッターでは胸を張るかのように、こんな主張を繰り広げている。

〈国民が権利は天から付与される、義務は果たさなくていいと思ってしまうような天賦人権論をとるのは止めよう、というのが私たちの基本的考え方です。国があなたに何をしてくれるか、ではなくて国を維持するには自分に何ができるか、を皆が考えるような前文にしました!〉(2012年12月6日のツイート)

 つまり、為政者に課される現行の憲法遵守義務を国民に課し、「個人の尊重」などなくただ「国」に尽くせ、と片山は言うのである。このような恐ろしい話をさも当然のように披露してしまうとは呆気にとられるが、この強気さこそトランプと片山が共通する部分でもあるだろう。

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